栗原颯人が主演する「ブルー・アンバー」特報公開、大阪アジアン映画祭でプレミア上映

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ジンジャー・ボーイ」の田中未来が監督し、「HAPPYEND」の栗原颯人が主演する短編「ブルー・アンバー」が、第21回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)内で8月30日と31日に上映される。このたびYouTubeで特報が公開された。

「ブルー・アンバー」ポスタービジュアル

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「ブルー・アンバー」場面写真

「ブルー・アンバー」場面写真[拡大]

「ブルー・アンバー」場面写真

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今回がワールドプレミア上映となる「ブルー・アンバー」は映画監督を目指すカメラマン、木崎翔也の物語。これまで一度も人を好きになった経験がなく、どこか孤独を感じていた彼が、仕事で知り合った人々から思いを寄せられる中で「人を好きになれない自分かはどこかおかしいのでは?」と悩むさまが映し出される。

「ブルー・アンバー」場面写真

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キャストには栗原のほか、林裕太羽音、續木淳平、大瀧慶祐、佐久間祥朗斉藤里奈、Quer Swingar Vem Pra Ca、カトウシンスケが名を連ねた。田中は「本作は、観た人に『新しい時代』を予感させるものになると思っています。勢いのある役者陣、目に映る「印象」にこだわったシンプルな画づくり。ストーリーも、今の時代を生きる若者の孤独や問題をストレートに映し出しています」とつづる。

「ブルー・アンバー」は映画祭の特集「焦点監督・田中未来」の1本として上映され、大阪・大阪中之島美術館で8月30日11時50分、31日10時15分よりそれぞれスクリーンにかけられる。なお同特集には第78回カンヌ国際映画祭 オフィシャルセレクション ラ・シネフ部門でTroisième prix(第3位)に輝いた「ジンジャー・ボーイ」、日下玉巳が主演する「エミレット」もラインナップされており、大阪・テアトル梅田で8月30日と9月2日にそれぞれ上映。田中、監督・撮影・編集を担った達富航平が舞台挨拶に参加する。

「ジンジャー・ボーイ」は8月22日から28日にかけて、東京・シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」でも上映されることが決まった。舞台挨拶やトークイベントも予定されている。

第21回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)は、8月29日から9月7日にかけて大阪・ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂で開催。チケットは8月20日より順次販売される。

※Quer Swingar Vem Pra Caの最後のaはアキュートアクセント付きが正式表記

映画「ブルー・アンバー」特報

田中未来 コメント

この度は、大阪アジアン映画祭での<焦点監督>としての特集上映、そして「ブルー・アンバー」をワールドプレミア上映でき、大変嬉しく思います。

本作は、観た人に「新しい時代」を予感させるものになると思っています。

勢いのある役者陣、目に映る「印象」にこだわったシンプルな画づくり。ストーリーも、今の時代を生きる若者の孤独や問題をストレートに映し出しています。
 
多様性とは諸刃の剣で、個性を許されるということは、ある種の「大多数」から突き放されることでもあるのではないでしょうか。しかし、そんな自分の存在が認められているようで認められていない、宙ぶらりんな状態こそ、新しい時代特有の機運なのだと思います。

「ブルー・アンバー」は、不確かな「今」を手探りで生きる人にこそ観てほしい作品です。

第21回大阪アジアン映画祭

2025年8月29日(金)~9月7日(日)
大阪府 ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂

オープニング作品

  • 万博追跡(台湾)

コンペティション部門

  • ワン・ガール・インフィニット(アメリカ、シンガポール、ラトビア)※アジア初上映
  • 世界日の出の時(中国)※日本初上映
  • 退避(カザフスタン)※日本初上映
  • アイ、ザ・ソング(ブータン、フランス、ノルウェー、イタリア)※日本初上映
  • 紅い封筒(タイ)※日本初上映
  • シャンバラストーリー(日本、アメリカ、インド)※世界初上映
  • 寒いのが好き(韓国)※日本初上映
  • 浅浅歳月(香港)※日本初上映
  • 私たちの意外な勇気(台湾)※日本初上映
  • 最後の夏(中国)※海外初上映
  • サンシャイン(フィリピン)※日本初上映

特別注視部門

  • 橋(ブータン)※世界初上映
  • D-デイ、フライデイ(韓国)※日本初上映
  • 明日が来る前に(中国)※世界初上映
  • 初めての夏(韓国)※日本初上映
  • その間(インド)※世界初上映
  • MA-沈黙の叫び(ミャンマー、韓国、シンガポール、フランス、ノルウェー、カタール)※日本初上映
  • コンチェッタ、どこにいるの?(タイ)※海外初上映
  • トゥームウォッチャー(タイ)※日本初上映
  • ウィービング(韓国)※海外初上映
  • あなたを植える場所(韓国)※アジア初上映
  • クィアパノラマ(香港、アメリカ)※日本初上映

インディ・フォーラム部門

  • 生きているんだ友達なんだ(日本)
  • 結局珈琲(日本)※世界初上映
  • 白昼夢(日本)※世界初上映 / R15+指定作品
  • カミナンって、呼ぶな。(日本)※世界初上映
  • 夢と進路(日本)※世界初上映
  • 火の華(日本)※世界初上映
  • 息子の鑑(日本)※世界初上映
  • イマジナリーライン(日本)
  • 糸の輪(日本)
  • たぶん未来が呼んでいる(日本)※世界初上映
  • ミルクレディ(日本)※日本初上映
  • よそ者の会(2025)(日本)
  • 桃味の梨(日本)※世界初上映
  • わたのはらぞこ(日本)
  • 星野先生は今日も走る(日本)※世界初上映
  • 嘘もまことも(日本)※世界初上映
  • まっすぐな首(日本、中国)※日本初上映
  • もういちどみつめる(日本)※世界初上映

インディ・フォーラム部門<焦点監督・田中未来>

  • ブルー・アンバー(日本)※世界初上映
  • エミレット(日本)
  • ジンジャー・ボーイ(日本)

特集企画<台湾:電影ルネッサンス EXPO 2025>

  • 黒犬(台湾)※日本初上映
  • 洗(台湾)※日本初上映

小特集<台湾クラシックスとTFAIのレストア成果>

  • ドラゴン・スーパーマン(レストア版)(台湾、日本)※日本初上映
  • 進学を拒絶した人生(2Kレストア・ディレクターズカット版)(台湾)※日本初上映
  • さようなら十七歳(2Kレストア版)(台湾)※世界初上映
  • 寂寞十七歳(レストア版)(台湾)※アジア初上映
  • 私たちの意外な勇気 ※コンペティション部門にも入選

特集企画<Special Focus on Hong Kong EXPO 2025>

  • レッド・キス(香港)※海外初上映
  • フルムーン・イン・ニューヨーク(デジタル・リマスター版)(香港)
  • 上海ブルース(レストア版)(香港)※日本初上映
  • 浅浅歳月 ※コンペティション部門にも入選
  • クィアパノラマ ※特別注視部門にも入選
  • 私立探偵 ※日本初上映

特別招待作品部門

  • フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編](日本)※世界初上映

神戸女学院大学国際学部協賛上映

  • 晩秋(インド)※日本初上映

特別上映 《VIPO Film Awardの成果》

  • ポストハウス(フィリピン)※海外初上映

クロージング作品

  • 好い子(シンガポール)

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おおとも ひさし @tekuriha

栗原颯人が主演する「ブルー・アンバー」特報公開、大阪アジアン映画祭でプレミア上映
"キャストには栗原のほか、林裕太、羽音、續木淳平、大瀧慶祐、佐久間祥朗、斉藤里奈、Quer Swingar Vem Pra Ca、
カトウシンスケが名を連ねた。 https://t.co/YOvrSHzkBN

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