第21回大阪アジアン映画祭のキービジュアルが解禁された。あわせて

「万博追跡 2Kレストア版」場面写真 ©︎2025 Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
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「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにアジア映画の魅力を紹介する同映画祭。例年3月に行われてきたが、今年度は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会期に合わせ、8月29日から9月7日にかけて開催される。
1970年開催の大阪万博を背景に製作された「万博追跡」は、台湾パビリオンのコンパニオンに合格した少女が、かつて母と自分を助けてくれた台湾の恩人を探すために万博会場を駆け巡る物語だ。フォン・ハイが共演に名を連ね、監督は「小翠」「ニセのお嬢さん」のリャオ・シャンションが担当。ミュージカル、ダンス、アクションの要素が融合されており、実際の万博会場でも撮影が行われている。
このたび、製作から55年後の 2025年に再び万博が開催されている大阪で、2Kレストア版のワールドプレミアが実現した。大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターの暉峻創三は、同作を初めて観たのが2000年頃だと明かし、「この凄い映画をなんとか日本でも紹介したいと願い続けてきましたが、当時見た上映用プリントは状態がボロボロ。願いの実現は諦めかけていました」とコメント。國家電影及視聽文化中心(TFAI:Taiwan Film & Audiovisual Institute)の協力によってデジタル修復されたことを思い返している。
第21回大阪アジアン映画祭は大阪・ABCホールほかで開催される。
第21回大阪アジアン映画祭
2025年8月29日(金)~9月7日(日)
大阪府 ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂
暉峻創三(大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)コメント
1970年大阪万博を主たる舞台にしたジュディ・オング主演の台湾映画「万博追跡」を初めて目にしたのは、2000年頃のことでした。以来、この凄い映画をなんとか日本でも紹介したいと願い続けてきましたが、当時見た上映用プリントは状態がボロボロ。願いの実現は諦めかけていました。そんな本作を、2025年万博の時期に開催される大阪アジアン映画祭のためにデジタル修復するという大英断を下してくださったのが、國家電影及視聽文化中心(TFAI:Taiwan Film & Audiovisual Institute)です。映画祭開幕作品としての世界初上映が、「万博追跡」とTFAIのクラシック作品修復事業への国際的注目を飛躍的に高める機会となることを期待しています。
ジュディ・オングの映画作品
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Wing Cheng @wing_Love_X
ジュディ・オング主演「万博追跡」2Kレストア版、大阪アジアン映画祭のOP作品として上映 https://t.co/aGWIP5kUJ6