リュ・スンリョンらが「パイン ならず者たち」語る、東方神起ユンホはチンピラ役に挑戦

韓国ドラマ「パイン ならず者たち」のオンライン会見が7月8日に行われ、キャストのリュ・スンリョン、ヤン・セジョン、イム・スジョン、チョン・ユンホ（東方神起）、監督のカン・ユンソンらが出席した。

1970年代の韓国を舞台とする本作。ある漁師が、海底に沈んでいる元王朝の貿易船を発見する。そこには財宝が眠っていた。勇気ある者だけが危険を冒せば手に入れられると、財宝を狙う者が続々と現れる。憂鬱な生活からの一発逆転を夢見るオ・ヒドンもまた、叔父オ・グァンソクと手を組み、いち早く財宝を手に入れようと計画するのだった。

「ムービング」のリュ・スンリョンがグァンソク、「イ・ドゥナ！」のヤン・セジョンがヒドンを演じ、お金好きな会長の若妻ヤン・ジョンソク役で「恋愛ワードを入力してください～Search WWW～」のイム・スジョンが出演。監督は「カジノ」シリーズや「犯罪都市」で知られるカン・ユンソンが務めた。

本作のオファーを受けた際の気持ちをMCから尋ねられたリュ・スンリョンは「素晴らしい原作とカン・ユンソン監督のもと、そうそうたる役者の皆さんとご一緒できることにドキドキしていました」と語る。カン・ユンソンは「昔から彼の大ファンだった。いつか一緒にお仕事がしたいと思っていたので、夢が叶いました」と明かし、「ここにいる皆さんと役を作り上げた期間はとても楽しかったですね」と述懐した。

ヤン・セジョンは自身の役について「ヒドンは小さい頃から叔父を追いかけて悪事を繰り返してきました。父親がいないので、叔父を父代わりに育ってきたのです」と説明。また「先輩たちと演技をするのは本当に楽しかったです。感無量な、幸せな現場でした」と充実した撮影期間だったことを明かす。リュ・スンリョンは「彼はいつも台本を読んで作品に没頭していて、我々にいろんなインスピレーションを与えてくれました」とたたえた。

イム・スジョンは「ジョンソクは自分の欲望を奥底に隠しながら、財宝を狙う者に資金を提供する女性。次第にその欲望が隠しきれないようになっていくのが描かれていきます」と述べる。なおリュ・スンリョンとイム・スジョンの共演は2012年製作の映画「僕の妻のすべて」以来、約13年ぶり。リュ・スンリョンは「（口説いたりするのかは）観てのお楽しみです」、イム・スジョンは「再びご一緒できて非常に光栄です。前作とはまた違った関係性なので、そこもぜひ楽しんでください」とはにかんだ。

チョン・ユンホが演じたのは、モッポ（木浦）のチンピラ・ボルグ。「私たちの人生レース」「メロホリック」など、俳優としての顔も持つチョン・ユンホは「ボルグは血の気が多く、巷ではボンクラと呼ばれている人物。チンピラだからといって熱い部分だけでなく、愛くるしいところもあるので注目して。リュ・スンリョン先輩から現場でアドバイスやエールをもらいましたし、撮影はとにかく楽しかったです！」と語った。

最後にリュ・スンリョンは「『ムービング』に続き、ディズニープラスの作品に何度も声を掛けていただき本当にありがたいです。『パイン ならず者たち』がヒットして、シーズン2につながったら。本作を通して皆さんが“ファイン”になってくれたらうれしい」とアピールした。

全11話の「パイン ならず者たち」は、ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて7月16日より独占配信。初回で3話が配信され、以降毎週水曜に2話ずつ更新される。なお会見にはリュ・スンリョンらのほか、キャストのキム・ユイソン、キム・ソンゴ、キム・ジョンス、イ・ドンフィ、イ・サンジン、キム・ミンも参加した。

韓国ドラマ「パイン ならず者たち」本予告