「ブラックパンサー」の
1930年代の米ミシシッピ・デルタを舞台とする本作。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷で一獲千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽を振る舞うダンスホールを開くことだった。ところが、オープン初日の夜、多くの客たちが宴に熱狂する中、ある“招かざる者たち”が現れたことで、祝祭は一瞬にして理不尽な絶望にのみ込まれる。
ジョーダンがスモークとスタックを1人2役で演じるにあたり、本作の視覚効果チームは同じシーンでそれぞれの役を撮影し合成する手法に加え、別の俳優の頭部をデジタル技術で合成する手法を採用。10台のカメラで頭部を360度キャプチャできる肩掛け式のデバイスを開発した。双子の片方を演じたあとに、このデバイスを装着しもう片方を演じ、そのデータをもとに制作したジョーダンの頭部の3DCGを代役の頭と入れ替えることで、シーンを作っている。
映像の中で「スモークは重荷を抱えたような口数の少ない男」「スタックは軽快な男です。つらいときでも笑顔で、いつも動き回っている」とそれぞれを紹介するジョーダン。同じ場面を最低でも2回撮影するタフな現場が続いた彼は「スモークとスタックを演じわけるのは信じられないような経験でした」と振り返る。
クーグラーは「一緒に崖からダイブするようなリスクを伴う撮影でした」「マイケルがこの2役を40~50回も同じ日に演じられるか、まるで実験のようでした」と回想。スモークの恋人アニー役の
クーグラーが脚本・製作も担った「罪人たち」は6月20日に公開。IMAX、2D字幕版、Dolby Cinema(ドルビーシネマ)で上映される。なお4月18日に全米で先んじて封切られた本作は、週末3日間でオープニング興行収入4800万ドルを突破し、完全オリジナル映画としては過去10年間で米国内最大のオープニング成績を記録。6月9日時点で全世界での累計興行収入は約518億円となっている。
映画「罪人たち」特別映像
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マイケル・B・ジョーダンが1人2役で双子に、サバイバルホラー「罪人たち」特別映像
ライアン・クーグラー「マイケルがこの2役を40~50回も同じ日に演じられるか、まるで実験のようでした」
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