レスリー・チャンの命日に主演作「流星」上映、監督ジェイコブ・チャンが思い出語る

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2003年に46歳という若さでこの世を去った香港の大スター、レスリー・チャンの命日である4月1日に主演作「流星」が上映されることがわかった。

「流星」場面写真

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チャールズ・チャップリンによる「キッド」をモチーフにした本作では、レスリー・チャン扮する失脚した元証券アナリストの男が捨てられていた赤ん坊を拾い、愛情深く育てていく様子が描かれる。YouTubeでは予告編が公開中だ。

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このたび監督を務めたジェイコブ・チャンのメッセージが到着。レスリー・チャンについてはミステリアスなスーパースターというイメージを持っていたが、本作の撮影では細やかで誠実な振る舞いに驚いたそうで「当時4歳の子役との共演ということで、セレブ然りな態度は一切見せずに愛情をもって子役をサポートしていた。話しかけやすく気さくな態度で現場にいることで、撮影クルーとも良い関係を築いていた」と振り返る。

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「1998年当時、香港のアジア金融危機の影響によって人々は重荷を背負い不安を抱えていた」と回想するジェイコブ・チャンは、本作を製作した理由を「観た人を元気にして、彼らが直面している逆境に強く、楽観的に立ち向かえるように勇気づける映画を作りたかった」と明かす。そして本作のメッセージについて「苦しい時期でも楽観的な態度で過ごし、限られたものから幸せを生み出し、愛する人たちとの時間を大切にすべきというもの。本当の幸せはお金や物では代えられない」と語った。

最後にジェイコブ・チャンは「流星」を「1999年の映画だけど、観る度にたくさんの感情が込み上げてくる作品」と評し、「レスリー・チャンとの素晴らしい記憶だけではなく当時の香港社会の雰囲気もよみがえり、昔の人間の温かさというノスタルジアが呼び起こされます。今の世の中はそこから大きく変わってしまいました。今『流星』を観ると、様々な感情が沸き起こり、作品に共感してもらえると思います」と呼びかけた。

「流星」は東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、大阪のシネ・リーブル梅田、京都・アップリンク京都にて上映。なお3月30日24時からα-STATIONエフエム京都にて、「流星」の「小明星」や映画「君さえいれば/金枝玉葉」の「追」など、レスリー・チャンが歌った映画の主題歌10曲以上を紹介するラジオ番組「Miss You Much」が放送される。

「流星」予告編

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(c)HARK

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Kumi @tokyohongkong

レスリー・チャンの命日に主演作「流星」上映、監督ジェイコブ・チャンが思い出語る

「流星」は東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、大阪のシネ・リーブル梅田、京都・アップリンク京都にて上映。 https://t.co/nFyK7Wm5uR

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