特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」に登場した、“バラのタトゥの女”ラ・バルバ・デの怪人体が新規制作されていることが明らかに。同番組の25周年を記念した「超クウガ展」で立体像がお披露目される。
ラ・バルバ・デは、敵組織グロンギのリーダー的存在。多くのグロンギが人間体と怪人体の2つの姿を持つが、ラ・バルバ・デだけは七森美江演じる人間体のみが登場し、怪人体の姿を見せることのないまま、25年を経た今日に至るまでベールに包まれていた。
この背景には、当時怪人デザインを担当していた青木哲也によるデザイン案は何点もあったものの、「高貴なバラの怪人のデザインを決め込むのは非常に難しい」という番組プロデューサー・高寺成紀の判断があった。なおエピソード3「東京」では怪人体に変身したラ・バルバ・デの“腕”だけが確認されている。
このたび「超クウガ展」の特別企画の1つとして「未登場グロンギ怪人の立像展示」が実現。青木と高寺を中心にラ・バルバ・デ怪人体の立像化の作業が当時と同じ手法で行われた。青木は「バルバ様が遂に実体化して降臨なされます! この歴史的瞬間に一デザイナーとして参加させていただいたこと、大変感謝しております」とコメントしている。
「超クウガ展」は、6月14日から東京・東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催。東京会場を皮切りに福岡、愛知、大阪を巡回したのち、2026年にはアジア圏での開催も予定されている。「仮面ライダークウガ」で主人公・五代雄介 / 仮面ライダークウガを演じた
※高寺成紀の高は、はしごだかが正式表記
「超クウガ展」東京会場
2025年6月14日(土)~7月6日(日)東京都 東京ドームシティ Gallery AaMo
平日:12:00~20:00
休日:10:00~20:00
※休館日なし
※最終入場は閉場時間の60分前まで
青木哲也(デザイナー / 株式会社プレックス)コメント
25年の時を経て「バルバのデザインを是非!」という、まさかのお話を高寺Pからいただいたのが去年、年の瀬も押し迫った頃。
それからというもの一体何度高寺Pとやりとりしたことか。
しかしながら大幹部であり特別な存在でもあるバルバ様であればこそ簡単であって良いわけがないのだ。
遂には「低俗なリント、私はやすくないのよ」と、七森様の声で聞こえてくる始末。
そんなバルバ様が遂に実体化して降臨なされます! この歴史的瞬間に一デザイナーとして参加させていただいたこと、大変感謝しております。
羽生生 純『コワすぎ!【人喰い河童伝説】』連載中 @hanyunew
“バラのタトゥの女”ラ・バルバ・デ、謎に包まれた怪人体が「超クウガ展」でお披露目 https://t.co/FhWyQ6EBUV