映画「
本作のモデルとなったのは、沖縄戦の中でも激戦地の1つとなった伊江島に動員された山口静雄さんと佐次田秀順さん。2人は木の枝や葉を使用して大きな“巣”を作り、米軍が捨てた残飯やわずかに焼け残った野菜を探して命をつないだ。佐次田さんは破傷風にかかった山口さんのために砂糖水を探し与え、看病に尽力。極限状態の中でも2人は夜な夜な空を見上げては家族の無事を祈り、郷里の方角に向かって敬礼することを欠かさなかったという。
堤は「僕自身も知らなかったことが多く、この映画を通して実際にこういうことがあったんだと知り、学びました。時が経ったからこそ、細かいことまでつまびらかにしていかなくてはならないと改めて感じました」と吐露する。そして山田は「作品を通して僕も知らなかった沖縄の歴史を知ることができ、こういう時代があったから、生き抜いた人たちがいたから、今があるんだと再認識することができました」と思いをにじませた。
なお山口さん、佐次田さんの家族は撮影現場に訪れ、2人が生き抜いた場所であるガジュマル"ニーバンガズィマール"の前では対面を果たした。山口さんの三女・春子さんは「ここで2人が出会って、がんばってくれなかったらなかった命。子供たちとか孫とかに広がっていかなかった」と語っている。
「ミラクルシティコザ」の
映画「木の上の軍隊」第2弾予告
堤真一の映画作品
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「木の上の軍隊」のモデルは実在した2人の兵士、堤真一・山田裕貴がコメント - 映画ナタリー
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