東京を壊滅から救ってほしい──岡田将生ら出演「アフター・ザ・クエイク」本予告解禁

岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市を主演に迎えた映画「アフター・ザ・クエイク」の本予告がYouTubeで解禁された。

原作は、村上春樹が2000年に発表した短編連作「神の子どもたちはみな踊る」。同書に収録の4編をベースに一部時代設定を変更し、1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、別々の時代や場所で生きる4人の物語がつづられる。岡田が謎の箱を釧路へ運ぶ男・小村、鳴海がたき火が趣味の男と交流を重ねる家出少女・順子、渡辺が“神の子供”として育てられ父親の不在に疑問を抱く青年・善也、佐藤が“かえるくん”とともに人類を救う戦いに身を投じる警備員・片桐に扮した。

映像には「巨大な蛙の姿をしたかえるくんがいて、こう言うんだ。“東京を壊滅から救ってほしい”」という言葉とともに、小村たち4人の人生が時代を越えて交錯していく様子が収められた。人々の悲しみや不幸を食べ続けた“みみずくん”が再び地中でうごめく姿も確認できる。のんがかえるくんに声を当てたほか、橋本愛、唐田えりか、黒崎煌代、黒川想矢、渋川清彦、井川遥、錦戸亮、堤真一も出演している。

「アフター・ザ・クエイク」は、10月3日より東京・テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国でロードショー。監督は連続テレビ小説「あまちゃん」や「その街のこども 劇場版」で知られる井上剛が務め、脚本は「ドライブ・マイ・カー」の大江崇允、音楽は大友良英が担当した。なお本作は、第27回上海国際映画祭Asia Now部門に正式出品された。

映画「アフター・ザ・クエイク」本予告