浜辺美波「25」撮影地選びの決め手は朝ドラでの出会い、「20」からの変化も語る

俳優・浜辺美波の写真集「25（ニジュウゴ）」発売記念会見が、本日8月24日に東京・SHIBUYA TSUTAYAで開催された。

これは2021年発売の写真集「20（ニジュウ）」から4年経ち、浜辺が25歳の節目を迎えるのを記念して刊行されたもの。まず浜辺は「みんなで構成や表紙などけっこう悩んだので、無事に完成したときは本当にホッとしました。家族には写真集にメッセージを付けてこれから送ります。買ってくれた友人もいて『努力を感じた』『自分もがんばろうと思えた』という言葉をいただけて。今回は日頃の私の生活が出ているような写真集になっているので、褒めてもらえてすごくうれしかったです」と笑顔を見せる。

「こだわった点は？」と聞かれると、浜辺は「この年齢だからこその1冊になったらなと考えていました。背伸びをしすぎず、等身大の自分をたくさん収められたらと思ったんです。オランダで撮影しましたが、プライベート感のある写真もあるんじゃないかと。今の自分ができる最大限を写真に収められたらなという気持ちで挑みました」と回答。すっぴんでの撮影も話題に挙がり「お散歩程度の運動は心がけていましたが、激しい有酸素運動はしませんでした。ただ飛行機での移動だったので、乾燥しないように機内でもパックをして日焼け止めも塗っていました。保湿、紫外線対策、日々の睡眠や食事の積み重ねが肌に出るなと思っています」と意識した点を述べた。

お気に入りカットについて尋ねられると「オランダは日が出ている時間が短いと聞いていましたが、（撮影期間も）雨に降られたり雲がかかってしまう時間が長かったです。このカットを撮影した日はとてもお天気に恵まれて、お日様の光と風がとってもよかったんです。愛犬とこういう公園をお散歩できたらいいなと思える、そんな心地よさが写真にも出ていると思います」と振り返る。

アムステルダムをロケ地に選んだ理由も説明。「せっかく写真集を作っていただけるということで、行ったことがない国に行きたいと思っていました。候補地はいくつかあったんですが、朝ドラ『らんまん』で所作指導に入ってくださった先生が、1年の半分をオランダで過ごされている方で。『お花畑もきれいだし、ごはんもおいしいし、時間があったらいらしてください』とおっしゃっていて、ずっと気になっていた国だったんです。オランダはきれいな街並みで空気も澄んでいて、お仕事ですがリラックスできました。行けてよかったです」と経緯を明かした。

「写真集『20』から4年ほど経ちましたが、変化を感じたことは？」という質問も。浜辺は「見た目の変化はあるなと思いました。食生活を変えた覚えはあまりないんですが、顔付きも、似合う服のラインも変わったなと感じましたね。撮影にも余裕を持って向き合えるようになりました。今回ももちろんいいものを残したいという強い思いはありましたが、焦りすぎずリラックスできていた気がします。写真集に限らないほかのお仕事でも、プレッシャーがあるうえでも楽しもうという気持ちが持てるようになったかなと思います」と自身の成長を語る。

「25」の見どころは、“ぎゅっと詰まった25歳の浜辺”の姿。「仕上がりの点数は？」と問われると浜辺は笑みを浮かべながら「25点満点中、25点で！」と胸を張る。そして「次に節目となるのは30歳だと思うんですが、写真集を出させていただくことがあるのか、まったく想像がつかないんです。ただもし次回があるならモロッコに行きたいです。実は『20』のロケ候補地の1つだったんですが、コロナ禍で行けなかったんです。いつか行ってみたい国として頭の隅にあるので、10年越しのリベンジができたらいいなと思いました」と未来に言及する。

今後の目標に関しては「地に足をつけてがんばっていきたいです。目標は体力をつけること。私たちは季節とは正反対の服を着て長時間ロケをすることも多いので、どんなときも集中力を絶やさずに現場に向き合い続けられるようにしたいです。食事・睡眠・運動といった基礎も整えていきたいです」と意気込む。最後に「無事に写真集を皆様のもとに届けられてうれしいです。節目の年ということで、より一層お仕事に励みます」と丁寧に挨拶をしてイベントを締めた。

浜辺が目黒蓮（Snow Man）とダブル主演を務めた映画「ほどなく、お別れです」は、2026年2月に全国ロードショー。

「浜辺美波写真集 25」書籍情報

発売日

2025年8月22日（金）

価格

税込3080円

出版元

講談社