映像には、たった2人で樹上の生活を送ることになった山下と安慶名が“生きる”ことに葛藤する様子を収録。飢えに苦しみながらも食糧となるものを探すシーンや、「島はもとには戻らないと思う」「でも僕の帰る場所はここしかないんです」と故郷への思いを打ち明ける安慶名に対して「どの面下げて帰れっていうんだ! 部下もみんな死んだんだぞ!」と吐露する山下の姿が映し出された。
完成した映画を観た堤は「自分たちが演じたにもかかわらず、リアルに感じることができ、リアルなものが観られた」と振り返り、「2人の生き方の違いが、ひとつの“生きる”という方向に向いていく。もう戦争を経験している方はほとんどいないけれど、それを伝えていかなければいけないものとして観てもらいたい」と呼びかける。山田は「家族や友達と観て、『生きてる』って素晴らしいことなんだよという話をしながら、一度過去に何があったかを見つめてみる、そういうことが出来る作品になったと思う」と語った。Anlyのコメントは後掲している。
「ミラクルシティコザ」の
映画「木の上の軍隊」第2弾予告
Anly コメント
私の今までのキャリアは、“「木の上の軍隊」の主題歌を書く”という使命に繋がっていたのだと思います。
私は伊江島に生まれ育ちました。穏やかな島の風景の端々に影を感じるときがあります。戦争の傷跡は人の心、自然、建造物、あらゆる所に80年経った今も残っています。それらは命が繋がれた奇跡と家族への感謝も思い出させます。
今回の楽曲制作では相手を理解しようとする姿勢や、共に考える仲間がいるから様々な視点で物事を捉えることができることを学びました。それは平和への一歩だと思いました。
ニーバンガジュマルは、映画を通して多くの人の心の中で枯れることなく想いを守り続けていくでしょう。いつも同じ場所にある北極星のように、平和への想いを胸に灯し、私は歌い続けます。
堤真一の映画作品
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堤真一×山田裕貴、極限状態の中で“生きること”に葛藤する「木の上の軍隊」新予告 - 映画ナタリー
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