北野武の新作「Broken Rage」2月14日にプライムビデオで独占配信、予告編も解禁

北野武が監督・脚本・主演を担ったAmazon Original映画「Broken Rage」が、2月14日よりPrime Video（プライムビデオ）で世界独占配信決定。あわせて予告編がYouTubeで公開された。

本作のテーマは“暴力映画におけるお笑い”。約60分となる物語の前半では警察とヤクザの間で板挟みになった殺し屋が生き残りを懸けて奮闘する骨太のクライムアクション、後半では前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディが繰り広げられる。

殺人の容疑で警察に捕まった主人公の殺し屋・ねずみ役でビートたけしが出演。麻薬捜査にねずみを協力させようとする刑事の井上に浅野忠信、福田に大森南朋が扮した。さらに麻薬売買を担うヤクザの親分・金城役で中村獅童、若頭・富田役で白竜、クスリの売人役で國本鍾建、精製工場を取り仕切る田村役で宇野祥平がキャスティング。ねずみが出入りするカフェの店長役に仁科貴、ジムトレーナー役に佳久創、半グレの大黒役に矢野聖人、覆面捜査官役に秋山準が起用された。謎の司会者役に劇団ひとり、ヤクザの親分役に長谷川雅紀（錦鯉）、ホステス役に馬場園梓、眼科医役に鈴木もぐら（空気階段）、警察役に前田志良（ビコーン！）が選ばれている。

予告編には、ねずみが「お前の罪を見逃す代わりに警察に協力しろ」と覆面捜査官として麻薬組織への潜入を強要されるシーンを収録。殺し屋としての能力を武器に暗躍するねずみの姿や、彼と警察がヤクザと攻防を繰り広げる場面も映し出された。ピアニストの清塚信也による劇伴が物語を彩っている。

第81回ヴェネツィア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出された本作。北野は「劇場向けではなく、テレビ画面で観る配信コンテンツとして新たにやってみたかったことをテストでやってみた。今まで作った映画の<間>じゃなくて、インターネットに慣れている現代風の<間>を探ることが自分にとって冒険になった」と語っている。

Amazon Original映画「Broken Rage」予告編