ロイヤルアルバートホール公演「白鳥の湖」が劇場公開、白鳥60羽の群舞が舞台彩る

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イングリッシュ・ナショナル・バレエ団による「白鳥の湖」が、明日1月1日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかで公開される。

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」場面写真 Image(s) courtesy of English National Ballet. ©︎ Laurent Liotardo

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本作は、2024年6月に英ロンドンのロイヤルアルバートホールで行われた公演を撮影したもの。7000人のキャパシティを誇るホールには、観客が360度の視点からダンサーのパフォーマンスを楽しめる楕円形のセットが作られ、白鳥60羽のダンサーを含む総出演者数120人によるパワフルな演出が展開された。

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」場面写真 Image(s) courtesy of English National Ballet. ©︎ Laurent Liotardo

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」場面写真 Image(s) courtesy of English National Ballet. ©︎ Laurent Liotardo[拡大]

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」場面写真 Image(s) courtesy of English National Ballet. ©︎ Laurent Liotardo

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」場面写真 Image(s) courtesy of English National Ballet. ©︎ Laurent Liotardo[拡大]

主演を務めたのは、182cmというバレエ界の中でも高身長のイ・サンウン。長い手足を駆使して情感あふれる白鳥オデットを演じる一方、黒鳥オディールの見せ場でもある32回転グランフェッテでは楕円形のステージに合わせ角度を変えていく技を披露する。王子役はギャレス・ハウ、悪魔ロットバルト役はジェームズ・ストリーターが担った。

日本出身ダンサーは本作の3幕ナポリのソリストとして大谷遥陽が出演したほか、猿橋賢、鈴木絵美里、エリック・ウルハウスも参加。またコール・ド・バレエ(群舞)やワルツ、3幕の各国の踊りでは、仲秋連太郎、淵山隼平のほか、団員以外にも元新国立劇場バレエ団の横山柊子、池田紗弥らもゲスト出演した。

大谷は「イングリッシュナショナルバレエで踊る私達の姿を実際に映像で見て楽しんで頂ける事は私達にとって本当に喜ばしい事です」とコメントしている。

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」予告編

映画作品情報

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」公開劇場

2025年1月1日(水・祝)~

  • 東京都 TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 新宿
  • 北海道 TOHOシネマズ すすきの
  • 京都府 TOHOシネマズ 二条
  • 大阪府 TOHOシネマズ 梅田

2025年1月24日(金)~

  • 愛知県 ミッドランドスクエア シネマ
  • 神奈川県 kino cinema横浜みなとみらい
  • 福岡県 kino cinema天神

※kino cinemaのeはアクサンテギュ付きが正式表記

料金:一般 3700円 / 学生 2500円

大谷遥陽(バレエダンサー)コメント

大谷遥陽 photo by Amber Hunt

大谷遥陽 photo by Amber Hunt[拡大]

この度日本の皆様にイングリッシュナショナルバレエによるSwan Lake in the round(邦題:イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「白鳥の湖」)をお届け出来る事を大変嬉しく思います。
こちらではこの公演の見どころ、裏話など少しお話させて頂きたいと思います。

今回主役を踊られた二人は高身長でとってもしなやかで美しく、二人の素晴らしいパートナーシップも発揮されています。特にオデット/オディールのSangeun Lee(イ・サンウン)のポワントを履いているのに全く足音がしない素晴らしいフットワークは見どころです。

このSwan Lake in the roundでは1度の公演で100人以上のパフォーマーが出演しなければならない為、毎回オーディションで50-60人ほどをこのプロダクション限定で雇います。
普通の劇場で踊る白鳥の湖でさえダンサーにとって大変な演目なのですが、このRoundバージョンは舞台が円形でさらに大きい為、かなりの距離を走らなければいけません。
そのハードなリハーサルなどによる影響で今回ダンサーの怪我や病気がかなり多く、初日が開幕するまでにかなりのキャストチェンジもありました。ダンサーによっては当日に習っていなかった場所を任されることになり、数時間前にビデオで確認して踊る事も。
最終的には交代で役をする所、代わりもいない状態になりほぼ1キャストで13公演を繋ぐことになりました。
私達四羽の白鳥も実は全13公演同じキャストでした(笑)

この公演では3人で踊るパドトロワが4組同時に踊るパドゥドゥーズになっていたり、四羽の白鳥が背中合わせで八羽で踊っていたり、今まで皆様があまり見たことのない白鳥の湖に仕上がっています。

あともう一つ裏話としては、ロットバルトを踊っているJames Streeter(ジェームズ・ストリーター)の素晴らしいメイクは実は彼自身がしているんです。彼の高い演技力も注目して頂きたいです。

私を含めたくさんの日本に所縁のあるダンサーも出演しています。いつも応援してくださる皆様にイングリッシュナショナルバレエで踊る私達の姿を実際に映像で見て楽しんで頂ける事は私達にとって本当に喜ばしい事です。
そしてまたいつか実際にイングリッシュナショナルバレエが日本で、皆様の前で踊る事ができる日が来る事を願っています!

この記事の画像・動画(全8件)

©︎ English National Ballet 2024

読者の反応

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mariana @yurimarine

60羽の白鳥!これはゴージャス https://t.co/rGiJDP2Wo3

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