映画制作会社レオーネの創立20周年を記念した特集上映「LEONE for DREAMS」が、2月1日から14日にかけて東京・ポレポレ東中野で開催される。
この特集では、500本を超える歴代の制作・プロデュース作から厳選した作品が上映される。
※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記
タイトル:レオーネ創立20周年記念特集上映「LEONE for DREAMS」
2025年2月1日(土)~14日(金)東京都 ポレポレ東中野
※1日2作品上映予定
上映作品
- デコトラ★ギャル奈美
- デコトラ★ギャル奈美 ~爆走!夜露死苦編~ ※劇場初公開
- デコトラ★ギャル奈美 ~爆走!薔薇愛怒編~ ※劇場初公開
- デコトラ★ギャル奈美 ~感動!夜露死苦編~ ※劇場初公開
- 新高校教師 夏の想い出 ※劇場初公開
新・高校教師 桃色の放課後 - 女教師痴漢調教 愛より速く ※劇場初公開
若妻痴漢遊戯 それでも2人は。 悦子のエロいい話~あるいは愛でいっぱいの海~ ミク、僕だけの妹 犯す女~愚者の群れ~ - アメイジンググレイス~儚き男たちへの詩~
- アルプススタンドのはしの方
- 愛なのに
猫は逃げた 水深ゼロメートルから - 新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!
- YOUNG&FINE
- となりの宇宙人 ほか
久保和明(レオーネ 代表取締役)コメント
初めてプロデューサー・企画・監督・主演の作品を制作してから25年。2004年に株式会社レオーネを設立してから今年で20年という節目の年を迎えることができました。
今思えばこれもひとえに作品を観て頂いたみなさまのおかげです。
振り返る事の出来る今はそのように思えますが、制作を始めた当初、来る日も来る日もVシネを作り続けていた時、「命がけで作っているけど、これは一体誰が観てくれているのだろう?」と思っていました。
今のようにSNSもレビューサイトも無い頃、ひたすらレンタルビデオ店に通い、作品が棚に並んでいることに喜びを感じると同時に、どんな人が観てくれていてどんな感想をもっているのだろうと思っていました。
作ったはいいけど次の目的地は見えず、目の前に広がる大海原は果てしなく広く感じ、小さな船もすら無い中で何処に向かえば良いかも分からない状態でした。
間違いなくレンタルはされている。だから次回作も作ることができる。でも本当に観てくれているひとはいるのか? そんな時はいつも城定秀夫監督と「今できること全部やって、自分だけは面白い作品を作っていると信じよう」と励まし合いました。
あれから20数年…。
最初に作品を観た方の感想を聞けたのは「デコトラ★ギャル奈美」をポレポレ東中野で上映してくれた時です。我々にとって初めての劇場公開でした。上映後のお客さんたちの感想は今でも大切に胸の内に取ってあります。次に潮目を変えようと動いたのは「Vシネは観てないけど、ピンク映画は観ている映画ライターや映画雑誌の記者は多い」ということに気が付いた時でした。
当時はピンク映画までしっかり網羅しているライターさんは読者の信用度も高かったように思います。そこで、ちょうどピンク映画もフィルムで撮らなくなるタイミングだったので、城定秀夫監督に「最後にフィルムでピンク映画を撮って圧勝しよう」と誘いました。圧勝と言うのは言葉の綾で、普通に撮るだけで充分みんなを驚かせてくれる映画を撮ってくれると信じていました。結果は挙って評価をしていただき、映画雑誌などでも城定秀夫特集などを組んでくれるなど、城定秀夫監督の評価は一変しました。そこが大きな転換点だったと思います。
思う事があり我々は10数年ピンク映画を離れていましたが、結果的に過去の先輩方が築いてきたピンク映画の礎に助けられたのでした。
その後もう少し広い意味で評価の声をいただいたのは「アルプススタンドのはしの方」かもしれません。それがまだ4、5年ほど前です。だから自分はずっと「映画制作会社」とは恥ずかしくて名乗れず「映像制作会社のレオーネです」と言っていました。
近年は本当にみなさまのお陰でヒット作の映画も多く制作することでき、気が付いたら少し胸を張って「映画制作会社のレオーネです」と言えるようになりました。
20年、いや、25年間に渡り作品を観ていただいたみなさま、スタッフ、キャスト、映画会社、Vシネメーカー、テレビ局のみなさま、本当にみなさまに支えられて運よくなんとか生き残ってくることが出来ました。
仕事とは継続することだと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
最後にポレポレ東中野さま、レオーネ創立20周年特集を組んでいただきありがとうございました。
部屋で配信されている作品を楽しむのもいいですが、この機会に映画体験を楽しんでいただけましたら幸いです。
城定秀夫の映画作品
リンク
久保/ LEONE / Lenny / KP @ProductionLenny
レオーネ制作作品を一度でも観ていただいたことのある皆さまへ https://t.co/w24EYZzifv https://t.co/6f0164PQ9R