TikTok TOHO Film Festival 2024受賞結果が発表、三吉彩花は縦型動画の未来に期待

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TikTok TOHO Film Festival 2024の授賞式が本日12月19日に東京・渋谷ストリームホールで行われ、アンバサダーと審査員を務める三吉彩花、グランプリ受賞記念作品の主演を務める齊藤京子、審査員である映画監督の萩原健太郎、プロデューサーの岡村和佳菜、女優・プロデューサーのMEGUMI、TikTokクリエイターのしんのすけが参加した。

左から齊藤京子、一寸先はおじ、三吉彩花

左から齊藤京子、一寸先はおじ、三吉彩花

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TikTokと東宝が“縦型映画”という新たな映画の形を通してクリエイターを発掘する目的で行う同映画祭。4度目となる今回は、6月26日から10月29日にかけて縦型映画作品が公募された。審査対象は「1本の投稿で完結された、最短1分から最長10分までの縦型映画作品」。約400の作品が投稿された。

三吉彩花

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スーツ姿で登壇した三吉は「本日はこのような輝かしい場所に参加させていただき、光栄です。近年、エンタメのジャンルは幅広くなっています。ここから日本全国、さらに世界に縦型を発信していく素晴らしいクリエイターの皆さんをお迎えしています」と挨拶する。

左から三吉彩花、一寸先はおじ

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グランプリに輝いたのは、アニメーション作品の「遊園人」。三吉から代表者の一寸先はおじにトロフィーが贈呈された。選出理由について三吉は「審査員全員が満場一致で票を入れました。アニメーションやストーリーに引き込まれましたし、今後どのような作品を制作されるのか、これからの未来がもっと見たいという理由で選出いたしました」と説明。グランプリ受賞者の一寸先はおじには、賞金30万円が贈られるほか、東宝プロデュースによる新作縦型映画の制作権利およびその制作補助費が与えられる。その新作で主演を務める齊藤は「絵のタッチが独特で、結末も衝撃的でした。現代人が考えさせられる作品だと思います」と感想を伝えた。一寸先はおじは「現実社会でも、ネットでも、身近の人や物事を気にかけることで、その人自身にもいいことが訪れるのではという思いでこの作品を作りました」とスピーチする。

左からMEGUMI、許馨予

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準グランプリは「モブライフ」へ与えられた。作品名が発表されると、会場から歓声が上がる。MEGUMIは「俳優陣の魅力が爆発していました。引き込まれていくストーリー展開や“モブキャラ”がメインになっていくというアイデアが素晴らしいです。審査員みんなが大好きな作品です」と称賛。代表者として登壇した許馨予はトロフィーを手に「我々にとってショート型ドラマは初めての挑戦でした。動画作りは本当に楽しいので、また素敵な作品をお見せできるようにがんばります」と口にした。

左から萩原健太郎、細沼孝之

左から萩原健太郎、細沼孝之[拡大]

特別賞は「絶滅メシ」。代表者の細沼孝之は「怪獣が大好きで、おそらく世界でも縦型の怪獣映画はなかなかないと思いチャレンジした作品です。このような機会をいただけて、うれしいです」と喜ぶ。岡村がプロデューサーを務める映画「きみの色」とのタッグで新設され、アニメ・実写を問わず「色」をテーマに高く評価された作品に与えられる「きみの色」賞はアニメーション作品の「僕の春は何色」に。岡村の「『きみの色』では青春の初期衝動を描いていますので、『僕の春は何色』と重なる部分がありました」という言葉を受け、代表者のモントは「映画館で観た『きみの色』から受けた衝撃で、自分もこんな作品を作りたいと思い筆を走らせたので、こんなに光栄なことはありません」と口にした。アニメ・CG賞はストップモーションアニメ作品の「灯台守と迷子の幽霊」に与えられ、代表者の香取徹は「アニメーションはレイアウトが自由なので、縦型動画と相性がいいと思っています。今後もチャレンジしていきたいです」と意気込む。

TikTok TOHO Film Festival 2024授賞式の様子

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授賞式後は、登壇者と一寸先はおじによるトークショーが実施された。萩原は「日本は縦型動画の分野では後進国だそうですが、今後はさらに需要が増えていきますし、縦型に特化したプラットフォームが登場していくのではと思います。その先に、長編作品の制作につながる登竜門的な立ち位置になっていくのかなと考えると、縦型動画の未来は広がっていきますね」と語る。しんのすけは「世間的にもショートドラマの注目度は相当上がっていると思います。広告としてショートドラマを作る動きも高まっているので、いろんな企業がこの賞を見ているのでは」とコメントした。

三吉彩花

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一寸先はおじは同映画祭について「自分たちのような映像の作り手にとっては、素晴らしいチャンス」と話し、「今後は長編映画を作っていきたいですし、実写にも挑戦していきたい気持ちがあります」と明かした。グランプリ受賞記念作品については「実写になるか、アニメになるかまだわかりませんが、東宝さんや齊藤さんというプロの方々とご一緒できること自体が楽しみです」と意欲を見せる。最後に三吉は「ここからさらに素晴らしいクリエイターと出会っていきたいですし、希望ある未来を楽しみにしています」と呼びかけ、イベントを締めた。

TikTok TOHO Film Festival 2024 受賞作品

グランプリ

遊園人

準グランプリ

モブライフ

特別賞

絶滅メシ

「きみの色」賞

僕の春は何色

アニメ・CG賞

灯台守と迷子の幽霊

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おおとも ひさし @tekuriha

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