TikTok TOHO Film Festival 2024の審査会が11月22日に行われ、ファイナリスト17作品が決定。アンバサダーと審査員を務める
TikTokと東宝が“縦型映画”という新たな映画の形を通してクリエイターを発掘する目的で行う同映画祭。今年が4回目の開催で、グランプリ受賞者には賞金30万円が贈られる。さらに東宝のクリエイティブレーベル・GEMSTONEによる新作映画の制作権利を与えられ、制作サポートも受けられる。
第4回では6月26日から10月29日にかけて縦型映画作品を公募。「1本の投稿で完結された、最短1分から最長10分までの縦型映画作品」のみが審査対象となり、約400の作品が投稿された。ハッシュタグ「#TT映画祭2024」を付けて投稿された応募作品の総再生回数は、2024年11月20日時点で1億7000万回を上回る。
審査会では、あらゆる分野で活躍する審査員たちの意見と思いが飛び交い、厳正な評価が下された。審査を終えた三吉は「TikTokで、好きなものやおすすめされるものをよく見ているのですが、そんな中、今回の縦型映画はこれまでと全く違う作品に出会うことができたと感じています。役者さんのお芝居も勉強になるところが沢山ありました」と感想を伝える。「ブルーピリオド」などで知られる萩原は「普段自分は横で映画を撮っていますが、昔、縦の画面で考えるという企画があって、非常に難しかったのを覚えています。今回、色々な可能性があるということを改めて知ることができて、まだまだ映画というものの可能性があるんだなと、勉強にもなりました」と監督ならではの視点で語った。
長編アニメーション映画「きみの色」などをプロデュースした岡村は「スマホの中で見るという行為は、自分のパーソナルな部分や日常生活により近いところに入ってくるんだな、ということに気付きました。だからこそ、1カット1カットにより気を抜くことができない。見る人が少しでも油断したり目を離したら、集中力を切らしてしまう。そんな中で、“惹きつけられるもの”は見ている人の心にグッと入ってくる。それが縦型映画の良さだと自分の中でも発見でした」と言及。MEGUMIは「縦型映画という存在の可能性がより広がったと思いました。どの作品も画が素敵でかっこよく、非常に没入できるものなのだということを改めて感じさせていただきました」と今後への期待を述べ、第1回から審査員として参加してきたしんのすけは「この数年、ショートドラマというジャンルは大きなトレンドであり続けてきました。今回、この文脈の流れを受けて制作された作品がラインナップに入っていて、その上で、“映画”という文脈も踏まえた作品が多かったと思います。そのバランスが非常に良く、今後における良い分岐点にもなったと感じました」と解説した。
ファイナリストにノミネートされた17作品の中から、審査を経て「グランプリ」「準グランプリ」「アニメ・CG 賞」「特別賞」、そして新設された「きみの色」賞が選出される。受賞作品は12月19日開催の授賞式で発表。当日はアンバサダーと審査員に加え、グランプリ受賞記念作品の主演を務める齊藤京子も出席予定だ。なお授賞式の様子は、12月19日17時から映画祭のTikTok公式アカウントよりTikTok LIVEで生配信される。
TikTok TOHO Film Festival 2024 ファイナリスト ノミネート作品(※50音順)
- 宇宙人はハッピーターンが好き
- Alien in The Smartphone
- AI 婚活アプリ
- おじいちゃんコード
- おばあちゃんの推し活
- The Last Day
- 失顔 - Lost Face
- 絶滅メシ
- そこに不思議な電話ボックスがあるという
- 転職
- 灯台守と迷子の幽霊
- ネザー
- 白線ゲーム
- ひまわりの記憶
- 僕の春は何色
- モブライフ
- 遊園人
はるやん◢͟│⁴⁶🍜 🪼 🚞 @hinata_haruyan
12/19 17時から映画祭公式TikTokで生配信(メモメモ📝)
https://t.co/29gth4m0K2