堂本剛が美術学生と巨大“まる”アート制作、「優しく生きていってください」とエール

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映画「まる」の「トーク&巨大“まる”アート制作イベント」が本日10月2日に大阪・あべのハルカスで行われ、主演を務めた堂本剛が出席した。

堂本剛

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映画「まる」メインビジュアル

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荻上直子が監督を務めた本作では、腕のけがで職を失った主人公・沢田の日常が◯(まる)に浸食されていくさまが描かれる。堂本が沢田を演じ、27年ぶりとなる映画単独主演を務めた。

堂本剛

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あべのハルカス内にある大阪芸術大学スカイキャンパスにて行われた本日のイベント。美術学生たちに迎えられ登場した堂本は「非常にチャレンジングで難しすぎる役だったのですが、悩みながらも芝居の感覚を取り戻しながら演じさせていただきました」と述べ、「現場の皆さんが和やかな空気感を作ってくださっていたので、リラックスして演じることができましたね」と語る。また撮影現場を振り返り「監督にセリフの心情などを確認すると『きっとそうだと思います』とか『たぶんそれで大丈夫だと思います』という返答があり、現場でディスカッションして、演じてみて初めて“まる”が出るシーンが多かったですね」と明かした。

表現者が大切にするべきことを問われた堂本は「ただ自分を生きるだけ」と言葉に力を込める。自身が好むファンクミュージックの話題になると「日本ではあまりたくさんの方に聴かれるジャンルではないですが、誰もがプラス、誰もが魅力的ということを表現している」と口にし、「ファンクが好きな理由は自分が好きだから。自分の中で出している答えに向かって日々生きています」と伝えた。

大きなまるを描く堂本剛

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堂本剛

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続いて、堂本は大阪芸術大学の美術学科の学生たちと「巨大“まる”アート」を制作することに。生徒たちが映画「まる」から着想を得て制作した高さ2m、幅6mのキャンパスを前に、「エネルギッシュだし、それぞれのカラーが反映されているふうに感じますね」と話し、「僕は“雑味”を大事にしたいと思っているんです。1人ひとり生まれてきたからこそ持っている個性とか魅力があって。絵を描くっていうことは自分の手を通してそれが反映されていくということ。必死にやっている、手を取り合っている、そういう印象をこの絵から受け取って非常に力をもらいました」と述懐。そして、黒色の塗料で劇中の沢田さながらに堂本が大きなまるを描き、アート作品が完成した。

堂本剛と大阪芸術大学美術学科の学生たち

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最後に堂本は「僕もがんばって生きていきます。皆さんも自分の人生は1回しかないので、周囲の人からいろいろ言われることもあるかもしれないけれど、自分らしく強く、優しく生きていってください」と学生たちに熱いエールを贈り、イベントを締め括った。

「まる」は、10月18日より全国でロードショー。

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(c) 2024 Asmik Ace, Inc.

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