1994年にフジテレビ「NONFIX」で初放送された本作は、性行為によってHIVに感染したことをメディアを通して日本で初めて公表した、詩人の平田豊を捉えたドキュメンタリーだ。当時、映像制作会社テレビマンユニオンに所属していた是枝は、闘病しながらも力を振り絞って詩を作り公演を行う平田を取材。堂々と明るく、一生懸命に生きた彼の姿をカメラに収めた。
テレビ放送された1994年の8月には、横浜でアジア初となる国際エイズ会議が開催され、東京では差別や偏見に反対しセクシュアリティやジェンダーの多様性を祝うプライドパレード / マーチも開催。当時の時代の空気を捉えた放送から30年を迎え、両日11時45分からスクリーンにかけられる。鑑賞料は無料。入場時に渡される資料代として1500円がかかる。10月26日の上映後には、演出家・劇作家・俳優の
是枝裕和の映画作品
リンク
Tetsuya Shibutani @Tshibutani
NONFIXというと是枝裕和監督作を昔観たのを思い出す。センセーショナルなテーマなのにとても静かで優しい作り、赤裸々な性や死ですら穏やかに語る「彼のいない八月が」 https://t.co/k3vqCUb7V6