第60回台北金馬映画祭で4冠に輝いた台湾・日本合作映画「
バブル期の台湾が舞台の同作は、自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子の物語。不動産価格の高騰でその夢が遠のいていく中、11歳の息子・リャオジエが“腹黒いキツネ(オールド・フォックス)”と呼ばれる地主のシャと、優しくて誠実な父の間で人生の選択を迫られるさまが描かれる。「親愛なる君へ」の
メイキング映像に収められたのは、リウ・グァンティンがサックスの練習をする姿。「いつかソロリサイタルを開くよ」と冗談を飛ばす様子も収められた。
リャオジエの父・タイライはサックス演奏が趣味で、理髪店を開く夢を持った人物。リウ・グァンティンは同キャラクターを演じるにあたって半年ほどサックスのレッスンを受け続け、独学で散髪の練習に励んだという。彼は「僕たちが生きている現代とは全く違う時代の人なので彼に近づけるよう哲学や内面の思考について書かれた本を読みました」と役作りを振り返り、「器用ではないので、足踏みミシンには苦労しました」とリャオジエの訪問着を作るシーンを懐かしんだ。
「オールド・フォックス 11歳の選択」は、6月14日に東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。「悲情城市」の
はる 🌞🚪🐈 @haru_movie86
こちらは台湾作品に門脇麦が出演する、と。80年代後半が舞台。
サックス、散髪、足踏みミシン…リウ・グァンティンが「オールド・フォックス」役作りに励む(サックス練習のメイキング映像 / 本人コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/x5rgqsCZOG