桜田ひより×細田佳央太で「あの子の子ども」ドラマ化、“高校生の妊娠”を描く

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主演を桜田ひよりが務め、細田佳央太と共演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ「あの子の子ども」が6月25日に放送スタート。第47回講談社漫画賞・少女部門に選ばれた蒼井まもるの同名マンガを原作に、“高校生の妊娠”をテーマした物語がつづられる。

「あの子の子ども」より、川上福を演じる桜田ひより(左)と、月島宝を演じる細田佳央太(右)。

「あの子の子ども」より、川上福を演じる桜田ひより(左)と、月島宝を演じる細田佳央太(右)。

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「あの子の子ども」原作書影 (c)蒼井まもる/講談社

「あの子の子ども」原作書影 (c)蒼井まもる/講談社[拡大]

本作の主人公は、ごく普通の高校2年生である川上福(かわかみさち)。幼なじみの恋人である月島宝(つきしまたから)との関係は親も公認で、別々の高校に通いながら青春を過ごしていた。ある日、福は体の異変に気が付き妊娠が発覚する。そして2人は「子どもを産んで育てられるのか?」という葛藤を抱えながら命に向き合っていく。平凡ながら幸せな日々を送っていた福を桜田が演じ、陸上部に所属し駅伝の強豪大学に進学することを目標にする宝に細田が扮する。

「あの子の子ども」より、川上福を演じる桜田ひより(左)と、月島宝を演じる細田佳央太(右)。

「あの子の子ども」より、川上福を演じる桜田ひより(左)と、月島宝を演じる細田佳央太(右)。[拡大]

桜田はオファー時の心境を「素直に嬉しい気持ちと、自分が先頭に立って伝えていこうという使命感を感じました」と明かし、「皆さんの中でも考えるものが生まれたり、人と話す内容ができたり、横と横のつながりができたりと、この作品をきっかけに色んなことを感じとっていただけたら嬉しいです」とコメント。一方で細田は「このドラマを見て同じ悩みを持っている方の背中を押すきっかけになったらそれ以上のことはありません。親世代の方にも見ていただきたいですし、ドラマを見て家族間での会話が増えたら嬉しいなと思います」とつづった。

「あの子の子ども」は毎週火曜23時からオンエア。「舟を編む ~私、辞書つくります~」「しずかちゃんとパパ」の蛭田直美が脚本を執筆し、アベラヒデノブ、山浦未陽、松浦健志が監督を務める。

火ドラ★イレブン「あの子の子ども」

カンテレ・フジテレビ系全国ネット 2024年6月25日(火)スタート 毎週火曜 23:00~23:30

桜田ひより コメント

このお話をいただいた時は、素直に嬉しい気持ちと、自分が先頭に立って伝えていこうという使命感を感じました。皆さんそれぞれ感じ方があって、どれをとっても正解でもないし、不正解でもありません。演じる私たちも色んなことを張り巡らせて創っていきますので、皆さんの中でも考えるものが生まれたり、人と話す内容ができたり、横と横のつながりができたりと、この作品をきっかけに色んなことを感じとっていただけたら嬉しいです。
原作を読んで、演じる福の中にあるどこか言葉では表しきれない表情の変化や、それを察知する周りの人たちに胸を打たれました。そして、相手役が細田さんと聞いた時は、大丈夫だなという安心感が自分の中に芽生えました。まだ一緒に過ごした時間は少ないですが、芯があって、思っていることを言葉にしてくださる方ですし、どんなふうになるんだろうなという想像が膨らむ脚本をいただいたので、細田さんと一緒にその場の空気感や関係性を出していけたら、きっと素敵なシーンになるだろうなと思います。この作品に携わるすべての方の思いが少しでも皆さんに届くよう、大切に大切に創り上げます。よろしくお願いします。

細田佳央太 コメント

福と宝の高校生カップルの関係性が微笑ましく、学生である皆さんにはより近く感じていただけると思いますし、このドラマを見て同じ悩みを持っている方の背中を押すきっかけになったらそれ以上のことはありません。親世代の方にも見ていただきたいですし、ドラマを見て家族間での会話が増えたら嬉しいなと思います。演じる宝とは、育ってきた境遇が似ている部分はありますが、格好良くてしっかりした男の子なので、どうやって価値観を自分とすり合わせていくか考えています。悩んでいたり不安な気持ちがあったりする男の子にも、こういう選択肢があるんだよ、こういうことができるんだよ、といった事を自分なりに男性目線でも伝えられるよう、原作が核にしているところを大切に、とにかく全力で向き合っていきたいと、やる気に満ちています。
主演の桜田さんとは初共演ですが、彼女のお芝居に負けないよう、自分が遅れを取らないように頑張ります。何より一緒にお芝居をするのが楽しみです。スタッフさん含めて撮影前から熱量の高さを感じているチームで、こういった難しくも繊細なテーマを描くのに皆が同じ方向を向いています。よりよい作品にして皆さまにお届けできるよう精一杯頑張りたいと思いますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください。

蒼井まもる コメント

桜田ひよりさんと細田佳央太さんには難しい役を引き受けていただき恐縮しておりましたが、この漫画においてのキャラクターを深く掘り下げ、分析し、役割について考えてくださっていることを伺い、今はただただ感謝しています。実写というものはとてつもない力を持っていると認識しています。その力がどのように作用するか想像を巡らせながら、一視聴者として放送を待ちたいと思います。

岡光寛子(プロデューサー)コメント

若年層が気軽に触れられる少女漫画で、恋愛の先の性、そして高校生の妊娠というテーマを真摯に描く原作に感銘を受け、「ラブ」をテーマとしている火ドラ★イレブン枠で、是非ドラマ化したいと思いました。突然ふりかかった“なかったことにできない”現実に、もがき、葛藤し、得体の知れない感情に揺れ動く高校生たち。主演は、持ち前の愛くるさと底力の凄み、独特の温度感の儚さに心惹かれる桜田さん。共演は、やさしさと強さを兼ね備え、あらゆる人の心に刺さるお芝居で魅了する細田さん。お二方が演じる福と宝と一緒に悩みながら、大切に丁寧に紡いでいきたいと思います。ひっそりと、でも繰り返し観てもらえるような、誰かの密かな宝物みたいなドラマにしたいです。

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

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