テレビ東京系で4月8日にスタートするドラマ「
早見和真の小説を原作とする本作は、大人が作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の東京・渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの物語。高橋が地下鉄サリン事件をきっかけに人の死に直面する広重秋久(通称:Q)に扮する。また中川はQをチームに誘い入れる翔太郎(通称:翔)、松本はQが思いを寄せる岸セイラ、細田は畳屋の息子で明るくムードメーカー的存在の丸山浩一(通称:マルコ)を演じ、翔やセイラの幼なじみ・堺怜王(通称:レオ)と新川道永(通称:ドヨン)には犬飼と関口がキャスティングされた。
高橋は「ひと足先に1話を観たんですけど、この作品だからできるエッジの効いた映像の紡ぎ方や、登場人物がエネルギッシュに関わり合うところに興奮しました。1995年という時代にリスペクトを込めて丁寧に作り上げたので、その熱量が伝わればいいなと思っています」と語る。中川は「思い入れのある作品になりました。豪華な先輩方の出演もあり、現場以上の熱量でいい感じになってます!」とアピール。犬飼は「懐かしさと新しさが見事に化学反応を起こした素晴らしい作品になっているので、1人でも多くの人に……届けー!!」と声を張った。
出演が決まった際の感想を問われた高橋は「キャストの皆さんを見たときに『この中で主演をやるのはハードルが高いな』と思って、自分が現場でどう立ち振る舞えるかすごく考えた準備期間でした」と振り返る。中川は「海人くんは学生時代から知っていて、いつか一緒にお仕事したいという思いがあったので、そんな海人が主演をやるというのが出演の一番の決め手」と述懐。松本は「青春群像劇が好きで、台本を読むと『いいなあ』と思うものが詰まっていた。まだ高校生役をいただけるんだという驚きもありました」と素直な思いを口にした。
2001年生まれの細田は「当時を生きていた方にも、若い方にも、広く刺さる工夫や面白味が至るところにちりばめられています」と本作の魅力を述べ、「僕、撮影前は緊張しがちなんですけど、『95』に関してはクランクインに向けて楽しみのほうが強くなっていきました。マルコに関しては、Qちゃんと感覚的に一番近い人間だと思っていたので、Qちゃんを見るマルコなりの目線や距離感を大事に演じました」と役作りにも言及する。関口は「喧嘩が強い役だったので、アクションシーンにも気合いを入れて臨みました。でも喧嘩は小学4年生以来していないんです。同級生のシタラくんと殴り合いをして以来……当時の気持ちを思い出しながら練習しました」と話し、キャスト陣の笑いを誘っていた。
会見の終盤には「『95』の見どころ95個言えるまで終われません」という企画も。細田がカウントパネルをめくる中、キャスト陣が思い思いに回答していく。中川「1995年のことについて学べる」、高橋「秋久のここ(顔周りの髪)は松田聖子さんを意識してます」、松本「オープニングがかっこいい」、細田「序盤で泣ける」、関口「僕たちのアジトがかっこいい」、犬飼「ギャルたちがかわいい」といった作品の魅力のほか、裏話や平成の豆知識なども交えながらなんとか95個をクリア。その後、明日4月3日に25歳の誕生日を迎える高橋のバースデーサプライズも行われ、高橋は「うれしい! ありがとうございます」と喜びを表現した。
最後に高橋は「いろんなことが起きた1995年という時代に、若者たちがかっこいい大人になるため、考えたりもがいたりしていきます。登場人物のみんなが最後にどんな顔で立っているのか、ぜひ見届けていただきたいです」と呼びかけた。
「95」は毎週月曜23時6分からオンエア。映画「桐島、部活やめるってよ」の
※高橋海人の高は、はしごだかが正式表記
テレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23「95」
テレビ東京系 2024年4月8日(月)スタート 毎週月曜 23:06~
じろさん(じろともトン) @jirotomoton
「95」中川大志「高橋海人くんの主演が出演の決め手」、細田佳央太は楽しみが緊張に勝つ - 映画ナタリー
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