「海のはじまり」は、ドラマ「silent」で注目を集めた脚本家・生方美久によるオリジナルストーリー。主人公は突然、自分と血のつながった娘の存在を知る28歳の青年・月岡夏だ。大学時代に付き合っていた同級生・南雲水季の死、そして彼女が7年間育ててきた子供・海の存在を知った夏は、自分の知らないところで過ごしてきた2人の時間を思いながら、父親になろうとしていく。目黒が夏、泉谷星奈が海を演じるのは既報の通り。
弥生は仕事の関係で夏と出会い、すでに3年にわたって交際している人物。彼女はそろそろ結婚も考えようとしていた矢先、夏に子供がいたことを知る。愛する人にかつての恋人との子供がいることを知った弥生が何を考え、どのように向き合っていくのか、その揺れる心がつづられていく。
有村は出演に当たって「約一年前にこの物語に出会った時、人は円滑に生きていくために痛みに蓋をするのかな、と感じました。誰かを思うことは決して楽ではない。私はこの作品が教えてくれることを知りたくなりました」とコメント。自身が演じる弥生については「一つ一つを見落とさないように弥生を考え続けたいです」と語った。なお目黒とは映画「月の満ち欠け」以来、2年ぶりの共演となる。
「海のはじまり」は7月にフジテレビ系でスタート。演出には「silent」の
※高野舞の高は、はしごだかが正式表記
海のはじまり
フジテレビ系 2024年7月スタート 毎週月曜 21:00~21:54
有村架純 コメント
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、8年ぶりの月9出演
約一年前にこの物語に出会った時、人は円滑に生きていくために痛みに蓋をするのかな、と感じました。誰かを思うことは決して楽ではない。私はこの作品が教えてくれることを知りたくなりました。プロデューサーの村瀬さんとは「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、久々にご一緒させていただきます。お互いの変わらない心根も共有しながら、再び能動的に作品を作れることをうれしく思います。
弥生の印象、演じるうえでの意気込み
一つ一つを見落とさないように弥生を考え続けたいです。
視聴者へのメッセージ
キャストスタッフの皆さんと良い作品作りができるよう丁寧に向き合いたいと思います。
よろしくお願い致します。
村瀬健(プロデューサー / フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント
ようやく、有村架純さんとご一緒することができます。有村さんとは、彼女の連ドラ初主演作「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、またご一緒したいとずっとずっと思っていました。「いつ恋」は、有村さんだったから多くの方の心に響いたと思っています。どんなに苦しい状況にあっても前向きにひたむきに生きる音を、優しさやあたたかさだけでなく、弱さももろさも含めて見事に演じ切ってくださりました。有村さんが音というキャラクターと丁寧に真摯に向き合ってくださったおかげで、高良健吾さんが演じてくださった練、そして二人を取り巻く登場人物たちとの間で紡がれた物語がたくさんの方の心に響いたのだと思います。その後、いろいろなドラマや映画で見るたび、年齢を追うごとに素晴らしい女優さんになっていく姿を見ながら、もう一度ご一緒したいと思い続けてきました。その願いが今回、かないました。仕事としては8年ぶりにお会いした有村さんは、彼女の魅力の一つである“可憐さの中にある凛とした強さ”を変わらず持ち続けていましたが、その強さの質が良い意味で変わった気がしました。なんというか、強靱という意味での強さではなく、もっとしなやかな、やわらかさすら感じる不思議な強さを感じたのです。言葉にしにくいのですが、僕がずっと彼女に感じてきた稀有な魅力がより進化していると強く感じました。今回の弥生は、とてつもなく難しい役です。愛する人との結婚を考え始めていた矢先、その人にかつて好きだった人との間の子どもがいたことを知る。愛しているからこそ抱える感情、そして自分自身の人生と向き合いながら抱える誰にも言えない思い。このドラマのもう一人の主人公ともいうべき弥生を、有村さんがどのように演じてくださるのか。誰よりも信頼している彼女だからこそ、目一杯ハードルを上げてお迎えしています。僕自身、楽しみでしかありません。
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有村「約一年前にこの物語に出会った時、人は円滑に生きていくために痛みに蓋をするのかな、と感じました。誰かを思うことは決して楽ではない。私はこの作品が教えてくれることを知りたくなりました」