本作は、ドラマ「silent」で注目を集めた脚本家・生方美久によるオリジナルストーリー。28歳の青年・月岡夏はある日突然、自分と血のつながった娘の存在を知る。大学時代に付き合っていた同級生・水季の死をきっかけに、彼女が7年間育ててきた子供・海と出会った夏は、自分の知らないところで過ごしてきた2人の時間を思いながら、父親になろうとしていく。目黒が夏、有村架純が夏の恋人・百瀬弥生、泉谷星奈が海、池松壮亮が水季の同僚・津野晴明、大竹しのぶが水季の母・朱音に扮する。
夏には何も告げず、娘の海を育ててきた水季。夏とは大学に入学したばかりの頃、新入生勧誘の場で出会う。夏はマイペースに話し続ける水季を「変な子だなぁ」と思っていたが、気付けばお互い笑顔で話すように。その年に交際を始めるが、2年生になり就職活動に取り掛かろうとしていたある日、夏は水季から想像もしていない言葉を聞くことになる。
古川は「水季は27年間という短い人生のなかで、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精一杯に生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました」とコメント。プロデューサーの村瀬健は「古川さんが纏っている空気が水季というキャラクターにリアリティーをもたらしてくれると思い、この大切な役をお願いしました」とつづった。
「海のはじまり」は7月1日にフジテレビ系でスタート。毎週月曜21時から放送される。演出には「silent」の
※高野舞の高は、はしごだかが正式表記
古川琴音 コメント
家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました。水季は27年間という短い人生のなかで、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精一杯に生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました。そんな水季の生き様を丁寧に、精一杯、演じます。これから、錚々たるスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、お芝居や対話を通して作っていくのが楽しみですし、視聴者の皆さんの中にもたくさんの対話が生まれる作品になると思います。是非お楽しみにしていてください。
村瀬健(プロデューサー / フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント
古川琴音さんのことは、何年も前からずっと気になっていました。なんとも言えない特別な空気を身にまとっていて、彼女が画面に出てくると、いつも決まって吸い込まれるように彼女に目が行ってしまい、いつの間にか目が離せなくなっているのです。なんとも言えない不思議な魅力を持った女優さんだなぁといつも思っていました。どことなく不安定で捉えどころがないのに、気がついたら彼女が演じる役に感情移入している、そんな経験が何度もありました。今回、古川さんに演じていただく水季は、まさに不思議な魅力を持った女性です。何を考えているのか分からなくて、突拍子もないことを言い出しては答えに困らせる。夏は、そんな水季のペースに巻き込まれ最初は戸惑うのですが、それがいつの間にか心地良くなっていきます。古川さんが醸し出す不思議な雰囲気が、そんな水季にぴったりだと思ったのです。そして水季は、大学在学中に夏との子を身ごもり、夏には何も言わずに一人で母になる人生を選びます。母になることを想像していなかった女性が母になる。僕は、古川さんには少女の様な雰囲気があると感じていました。水季もどこか少女のような雰囲気を持っており、その雰囲気を纏ったまま母になろうとする女性です。古川さんが纏っている空気が水季というキャラクターにリアリティーをもたらしてくれると思い、この大切な役をお願いしました。すでに撮影が始まっているのですが、古川さんの水季は想像以上の素晴らしさです。水季が今はもうこの世にいないと思うと、いつも苦しい気持ちになります。古川さんだから出せる特別な空気を纏った水季にご期待ください。
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