ゴリこと照屋年之の6年ぶり新作長編「かなさんどー」来春公開、出演に浅野忠信ら

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ガレッジセールゴリこと照屋年之が監督を務めた映画「かなさんどー」が2025年新春に沖縄で先行上映されたのち、全国で順次公開されることが決定。キャスト情報、ティザービジュアル、特報が解禁された。

「かなさんどー」ティザービジュアル

「かなさんどー」ティザービジュアル

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2018年に制作した「洗骨」が各国の映画祭に出品されたほか、日本映画監督協会新人賞を受賞した照屋。6年ぶりの長編となった「かなさんどー」は、生まれ育った沖縄を舞台に、最愛の母を亡くした娘とその父の再生を紡いだヒュ―マンドラマだ。タイトルは沖縄の方言で「愛おしい」を意味し、「どー」をつけることで「愛してるよ」「好きだよ」という告白の言葉になっている。

「仮面ライダーエグゼイド」で知られる松田るかが、父親が倒れたことをきっかけに7年ぶりに故郷の沖縄に帰ってくる主人公の赤嶺美花を演じたほか、母親の赤嶺町子に堀内敬子、父親の赤嶺悟に浅野忠信が扮している。美花は母が亡くなる間際に、SOSの電話を取ることのなかった父親を許せずにいた。父との関係を修復しようとしない美花だったが、生前に母がつけていた日記を見つけ紐解いたことで、知らなかった夫婦の過去、そして母の思いを知る。

照屋は「人は『後悔の念』を抱きながら老いていく。死に際に、もし『許し』が得られたのなら、、、。『人の死』をどう見送ってあげるのか? 『許し』という愛のかたちを僕なりに表現してみました。それぞれのキャストが演じる『愛おしい人物たち』。彼らの人生観に共鳴し、それぞれの人物を『かなさんどー(愛してる)』していただけたら僕は幸せです」と語っている。

特報はYouTubeで公開中。松田、堀内、浅野のほか、出演には上田真弓Kジャージ、松田しょう、新本奨比嘉憲吾真栄平仁、喜舎場泉、金城博之、岩田勇人、さきはまっくす、しおやんダイバー、カシスオレンジ仲本、A16(えーいちろー)も名を連ねた。配給はパルコが担当。スピーディの福田淳が製作総指揮を担当している。

「かなさんどー」は4月21日に「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」で製作発表を実施。同日に沖縄・国際通りで行われるレッドカーペットには監督やキャストが多数参加する。

映画「かなさんどー」特報

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(c)「かなさんどー」製作委員会

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