沖縄戦を題材にした映画「
1953年に公開された「ひめゆりの塔」以来数多く制作されてきた、沖縄戦を描いた映画。「木の上の軍隊」はこれまでなかったという、沖縄出身・在住の監督と沖縄のプロダクションが主導した沖縄戦の映画となる。
監督の
映画は全編にわたって沖縄でのロケが行われ、沖縄戦を象徴するガマでの撮影も行われた。ガマは戦時中、住民や兵士たちの避難場所、陣地、弾薬庫として使われ、一部では「集団自決」という悲劇も起きた場所だ。
安慶名が逃げ込むガマとして登場するのが、沖縄本島にある「クラシンジョウ ガマ」。この場所での撮影はキャストやスタッフにとって特別な体験となったそうで、山田も「とても印象に残っています。当時、たくさんの方々がここに隠れていたんだと思うと、歴史の重みを感じました」と振り返る。
重要な舞台となるガジュマルの木は、伊江島のミースィ公園に、美術部や現地の造園業者の協力のもと数カ月かけて移植された。ミースィ公園にもともとあったガジュマルにもう1つのガジュマルを移植し、2本の木を根付かせることで樹上に大きなスペースのある大木を完成させたという。
堤は「この木は、自分たちを守ってくれる、もう1人の登場人物のように感じた」と語り、山田も「役とシンクロしていくうちに、一番安心できる場所になっていた」とその存在感を明かす。
樹上に隠れる2人は周囲から見えないことが重要なため、樹上での撮影は困難を極めたそう。下からも横からも見えない主人公2人の姿を撮影するため、抜き差しできる可動式の枝を使用することで難題を解決。キャストの寄りの画を撮るときはその枝を抜き、クレーンでカメラが入れるように工夫した。
堤は「スタッフの皆さんは大変そうでした。6、7人くらいのスタッフが木に登って撮影していたんです。僕は安定した場所にいるからまだしも、スタッフはいろんなアングルから撮らないといけないから、細い木の枝の上も移動していました」と振り返っている。
なお本作のモデルとなった山口静雄氏と佐次田秀順氏が80年前に実際に登っていたガジュマルの木「ニーバンガズィマール」は、ミースィ公園のほど近い場所に現存している。
「木の上の軍隊」は6月13日に沖縄で先行公開。7月25日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。
※玉代勢圭司の勢は異体字が正式表記
映画「木の上の軍隊」第2弾予告
堤真一の映画作品
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𝐌𝐢𝐢𝐢🐉 @00_Miii_Y
1枚目のお写真、幻想的ですごく好き!
樹上で周りから見えないように撮影
すごく大変だったんだな...と
そんなガジュマルの木の上が
役とシンクロしていくうちに
一番安心できる場所になっていた
いいコメントですね😌
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