田中美久、初主演ドラマでヴィラン女子高生が乗り移る　飯島寛騎「役者魂がある」

ドラマ「シンデレラ・コンプレックス」の第1話先行試写会と完成披露トークイベントが本日2月25日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、キャストの田中美久、飯島寛騎、森愁斗（BUDDiiS）、宇垣美里が登壇した。

井上里彩子によるWebtoon（縦型マンガ）作品をドラマ化した本作は、教師・相沢陽介と教え子の女子高生・前園由良の不倫から始まる“ラブサイコスリラー”。田中が他に類を見ない美貌で陽介を惑わす“強烈なヴィラン女子高生”由良、飯島が由良に誘惑され欲望に抗えない“人気イケメン教師”の陽介を演じ、由良の同級生で謎多き高校生・工藤要に森、陽介の妻で生徒思いの教師・舞に宇垣が扮した。

田中は「どうやって演じようか？ 自然に演じるとインパクトが消えてしまうので、原作に近付くように演じさせていただきました」と思い返し、「プライベートでも由良が乗り移っちゃって。自分の声より、高い声で演じていたので、のどがガラガラになりました」と明かす。ハロー！プロジェクトのOGメンバーで構成される新ユニット・SIOOM（from M-line Music）による楽曲「C\C（シンデレラ＼コンプレックス）'24」が本作のエンディング主題歌であることに話が及ぶと、田中は「もともと知っている曲ですし、ハロプロさんのファンだったのでびっくりして！ 本当にうれしくて、歌詞もぴったりで毎日聴いてます。この声はまーちゃん（佐藤優樹）の声だ！とか。ファンで申し訳ないです（笑）」と喜んだ。

「陽介は悪いやつですね」と苦笑する飯島は「陽介には人間の欲望が詰まっているので、そこをどう面白く表現できるかを考えました」と回想。森は「工藤はいじめられているキャラということで、どう弱く、小さく見えるか、悩みながら演じました」と述べ、宇垣は「舞にはかわいそうなことしか起きない。がんばれよと励ましながら、由良と陽介に翻弄される日々でした。私が舞ちゃんの友達だったら、陽介のことぶっ飛ばしちゃうと思います」と笑った。

共演者の愛されポイントや意外な一面を問われた森は「飯島さんは一緒にいて安心するんです。自然とついていきたくなる雰囲気が漂っていて。一緒にお仕事できてよかったです。サウナに一緒に行けたらいいなって思ってます」と期待を込める。一方の飯島は「（森は）優しい心を持っている方だなっていう第一印象。意外と工藤が群を抜いてぶっ飛んでるキャラクターなんですよ。今後、すごく面白いです」と紹介。続く宇垣は「（森は）ゆったりした空気が流れていて、ほわーっと緊張が解ける。一緒のシーンは楽しみでした。人見知りだなという印象なんですが、ちょこちょこふざけてくれたりして、ほほえましく思っていました」と振り返り、森を照れさせた。

田中との撮影シーンが多かった飯島は「この役は田中さんにとってチャレンジだったと思うんです。熱意、心意気が伝わってきて、『飯島さん、ぶってください！』とか言われたり。役者魂があるなって思いました」とたたえる。宇垣が「（田中は）いるだけで華やぐというか、空気が明るくなる。『ごはん行きましょう！』とか言ってくれて、とにかくすごくかわいい！」と声を弾ませると、田中も「ごはんに2回行ったんです。私の中にはおじさんが住んでいるので。ずっとかわいいなと思って見てました」と相思相愛の様子を見せる。また田中は「演じている舞さんはうぅぅってなっているシーンが多いですけど、宇垣さん自身は強くて芯があって、自分の意見を持っている方。素敵でファンになっちゃいました！」と宇垣に笑顔を送った。

イベント終盤では「シンデレラ」にちなみ、登壇者が「使えたらいい魔法」についてトークを展開。田中は「身長が伸びる」、飯島は「おそらをとびたい」、宇垣は「動物と話せる人になりたい!!」とフリップで回答する。森が「幸せで溢れる魔法」と答えると、飯島は「何がそらを飛びたいじゃ！」と、宇垣は「私利私欲のことばかり考えてました」と自身の回答を反省し、会場に笑いを起こした。

最後に森は「ハラハラドキドキ、展開が速くて、目が離せないシーンがいっぱいあります。見逃さないように、じっくり観てほしいです」とアピールし、宇垣は「舞を襲ってくる怪物や妖怪たちにもちょっとわかるなっと思う部分があると思います。そんなところを見つけてゾクっとしてほしいです」とコメント。飯島は「感想をSNSでつぶやいてもらったりして、皆さんと一緒にこの作品を作っていけたら幸せだなと思ってます」と呼びかけ、田中は「由良ちゃんは、計画的に物事を進めていって、幸せな夫婦を壊していく女の子です。だからひどい、怖いって思うかもしれない。でも、由良ちゃんには由良ちゃんなりの気持ちや過去があります。だから少しでも好きになってもらえたらいいなと思っています」と願いを込め、イベントの幕を引いた。

全7話のドラマ特区「シンデレラ・コンプレックス」は2月29日よりMBSで毎週木曜24時59分からオンエア。テレビ神奈川、チバテレビ、テレビ埼玉、とちぎテレビ、群馬テレビでもオンエアされるほか、FODで見放題独占配信される。舘そらみが脚本を執筆。宮本秀光と島添亮が監督を務める。

ドラマ特区「シンデレラ・コンプレックス」

MBS 2024年2月29日（木）スタート 毎週木曜 24:59～
テレビ神奈川 2024年2月29日（木）スタート 毎週木曜 23:30～
チバテレビ 2024年3月1日（金）スタート 毎週金曜 23:00～
テレビ埼玉 2024年3月6日（水）スタート 毎週水曜 24:00～
とちぎテレビ 2024年3月7日（木）スタート 毎週木曜 22:30～
群馬テレビ 2024年3月7日（木）スタート 毎週木曜 23:30～
※MBSでの放送後、TVer、MBS動画イズムで1週間見逃し配信あり