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2022年の第79回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞・金獅子賞を受賞した本作。1970年代から1980年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク / ニューウェーブシーンなどを撮影し、時代の寵児となったゴールディンが、巨大な資本を相手に戦う理由、アーティストである前に1人の人間として歩んできた道のりが明かされる。
バンドBush Tetrasの楽曲「You Can't Be Funky」が流れる予告編には、ゴールディンが、2018年3月10日、仲間たちとともに米ニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れる様子を収録。彼女たちは、製薬会社を営む大富豪サックラー家が多額の寄付をした展示スペース「サックラー・ウィング」で「サックラー家は人殺しの一族だ!」と声を上げながら「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた容器を一斉に放り始める。オキシコンチンは、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされるオピオイド鎮痛薬の一種。オピオイド危機と呼ばれ、社会問題になっている。映像には「人の痛みから利益を得るなんて、怒りしか感じない」というゴールディンの言葉も収められた。なお現在、本作のムビチケカードがポストカード3枚セット付きで販売中だ。数量限定となるので注意してほしい。
※「美と殺戮のすべて」はR15+指定作品
映画「美と殺戮のすべて」予告
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写真家ナン・ゴールディンの人生を記した映画『美と殺戮のすべて』日本版予告編解禁
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