テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」の完成披露試写会が本日12月7日に東京・丸の内ピカデリーで開催され、キャストの
「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」は、池波正太郎の時代小説を原作に、“新たな鬼平”として幸四郎を主演に迎えて計4作品が製作されるシリーズの第1弾作品。1月8日の13時と19時に、時代劇専門チャンネルで放送される。演出は
イベントでは、新たな出演者として
若き日の鬼平(長谷川銕三郎)を演じた染五郎は「新しい鬼平、新しい時代劇が誕生しました。そんな作品に関わらせていただけてうれしく思っています」と挨拶する。役作りについては「銕三郎のまっすぐさや若いからこその危なっかしさ、ギラギラした感じを出せたらと思って演じました」と言及した。
幸四郎は、祖父・初代松本白鸚、叔父の中村吉右衛門から平蔵役を受け継いだ。彼は「叔父からはかっこよさや懐の深さ、祖父からは“太さ”を感じました」と過去作に触れ、思いがあふれるあまり涙目になりながら「長谷川平蔵への愛は誰にも負けない、という思いで勤めさせていただきました」と続ける。息子の染五郎とは2人で1役。「役作りをするうえで、すり合わせをしたか」と司会者に聞かれると、幸四郎は「すり合わせは、ない……ね?」と染五郎の顔をのぞき込んだあと「似ていましたか?」と観客に尋ね、温かな拍手を浴びていた。
「鬼平犯科帳」の過去シリーズに参加経験があり、「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」に松岡重兵衛役で出演する松平は「歩いている姿が吉右衛門さんと重なるような風格があった。若い鬼平になりましたが、そのぶんパワーがある」と幸四郎を絶賛する。当の幸四郎は「松平さんは本当に素敵でかっこいい……! 一騎討ちの場面は、丸一日一緒にいたかのような記憶の濃さがあって、本当に幸せでした」としみじみ。染五郎は「自分は松岡先生に殴られたり、こてんぱんにされる場面が多くて怖かったです(笑)」と素直に話しながらも、「松平さんと一騎討ちの稽古をさせていただくのは、とても貴重な経験でした」と感謝の気持ちを伝えた。
最後に松平は「鬼平犯科帳が新たにスタートして、これからの時代劇の道が見えたような気がします。若手の方々が時代劇を広めてくれるのに期待して、私も応援していきたい」と、染五郎は「時代劇はずっと残っていてほしいジャンル。新しさが感じられる作品だと思うので、いろんな世代に観ていただきたい」と観客に呼びかける。幸四郎は「新たな鬼平が誕生したと思っています、1人でも多くの方に楽しんでいただけることを願っています」とコメントし、舞台挨拶を締めくくった。
なお劇場版「鬼平犯科帳 血闘」が5月10日に公開。連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」は2024年5月以降に時代劇専門チャンネルでオンエアされる。
テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
時代劇専門チャンネル 2024年1月8日(月・祝)13:00~ / 19:00~
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