日本テレビの報道局を舞台とする本作は、70年のテレビ史に残るニュースの裏側を題材とする物語。オウム真理教事件、秋葉原無差別殺傷事件、東日本大震災、新型コロナウイルスなど昭和・平成・令和を象徴するような大ニュースと、それらのニュースを伝えてきた各世代のテレビ報道記者たちが悩み、迷い、葛藤するさまが描かれる。コロナ禍直前の2019年に日本テレビに入社し、慣れない取材に悪戦苦闘しながら働く社会部の和泉令を芳根が演じ、2003年に日本テレビに入社し警視庁記者クラブに配属され、結婚・出産後も悩みながら働く真野二葉に江口が扮する。そして和泉、真野とともに働く先輩記者で社会部デスクの平尾成美役に
日本テレビの報道記者80人に徹底取材を行い、実話をもとに製作される本作。芳根は「『この企画、凄い』とシンプルに思いました。実際にあった事件とドラマがリンクし、当時のニュース映像が使われたりと、報道局の協力がないと成立しない、普通のドラマではないというのを台本からも感じとれて、とてもワクワクしました」と思いをつづり、江口は「報道フロアに速報として事件が入ってきて、その事件をニュース番組で放送するまでの流れを初めて知って、こういうことをするんだという驚きと発見があり面白いと思いました。視聴者の方にもそこの部分をちゃんと伝えることが出来たらいいなと思って演じました」とコメントした。木村、仲間のコメントは以下に掲載している。
ドラマ「テレビ報道記者 ~ニュースをつないだ女たち~」PR動画
※動画は現在非公開です。
日本テレビ開局70年スペシャルドラマ「テレビ報道記者 ~ニュースをつないだ女たち~」
日本テレビ系 2024年3月5日(火)20:00~22:54
芳根京子 コメント
(出演オファーをいただいて)「この企画、凄い」とシンプルに思いました。実際にあった事件とドラマがリンクし、当時のニュース映像が使われたりと、報道局の協力がないと成立しない、普通のドラマではないというのを台本からも感じとれて、とてもワクワクしました。
日本テレビさんの報道フロアで撮影をさせていただいたのですが、独特な空気感と緊張感があり、リアリティーがより伝わる作品に仕上がっていると思います。また、和泉を演じるにあたり、同世代の3人の記者の方にお話を伺い、それぞれのキャラクターの面白い部分や繊細な部分をいただいて、和泉令というキャラクターを作り上げました。
仕事の向き合い方や先輩たちとの距離感、恋人との付き合い方など、コロナ禍直前の2019年に入社したZ世代ならではの悩みにぶつかる姿に、共感していただけることがあるかもしれません。同世代の方にも是非見ていただきたいですし、同じ世界線で生きている事を感じてもらえたらとても嬉しいです。
江口のりこ コメント
日本テレビ開局70年の記念ドラマという、お祭りのような作品に呼んでいただき、素直に嬉しいと思いました。3時間もあるドラマで……長いなと(笑)。すごいなと思いました。
私が演じる真野のモデルの一人である方と実際にお会いさせていただいて、お会いする前までは報道記者はどういう仕事でどんな感じで働いているのかを訊こうと思っていたのですが、実際にお会いするとその記者の方がとても素敵で、私自身その方にとても興味を持ちまして、どうしてテレビ報道記者を目指したのか、きっかけは何だったのかなど、お話しさせていただきました。あと、具体的に記者はどういう持ち物を持っているか、実際に台本を照らし合わせて、わからないシーンの取材の仕組みなどを教えていただきました。
私が最初に台本を読んだときに、報道フロアに速報として事件が入ってきて、その事件をニュース番組で放送するまでの流れを初めて知って、こういうことをするんだという驚きと発見があり面白いと思いました。視聴者の方にもそこの部分をちゃんと伝えることが出来たらいいなと思って演じました。
仲間由紀恵 コメント
台本を読んだときに、世代をまたがって活躍する報道の女性記者たちに視点をおいたお話ということと実際の事件の映像を扱うということで、私も知らない世界の裏側ですのでどんな緊張感のある作品になるのか、とても面白そうだなと思いました。
私が演じる曽根は、日本で初めて女性でテレビ報道記者になった方がモデルの一人になっていて、女性差別と闘いながら大ニュースの中継にも抜擢をされた女性です。
報道記者は、事件現場で自分の集めてきた情報と考えで目の前にある事件を深掘りしていくたくましいお仕事だなと改めて思いました。危ない現場もあると思いますし、今の私から見ても女性で現場の第一線に行くという気力がどこから湧いてくるのか、どんな信念があるのかはすごく興味深かったです。
曽根を演じるにあたって、過去のニュース映像を見て参考にさせていただきました。オウム真理教の事件は私も覚えていますし、当時大変だったこと、亡くなられた方も後遺症で苦しんでいる方もいらっしゃると思うと過去の事件だったという風には思えなくて、そういった意味では役に気持ちを寄せやすかったです。
木村佳乃 コメント
(出演オファーをいただいて)とても面白そうだと感じ、絶対にやらせていただきたいと思いました。元々ニュースを見るのが好きなので、今回お声がけいただき、大変嬉しかったです。
記者を演じると決まってからはいつもと違う目線でニュースを見るようにして、自分なりに研究し撮影に挑みました。私が演じる平尾のモデルの一人である下川(美奈)さんのことは、昔から番組で拝見しており、実際にお会いしてお話を伺うこともできました。そこで、記者らしく見えるようなアドバイスを沢山いただき、撮影の参考にさせていただきました。
報道記者役は初めてですが、相手に何を伝えたいのか、どうやったら相手に伝わるか、意識して演じております。ぜひ放送を楽しみにしていてください。
開局70年プロジェクトメンバー コメント
日本テレビ開局70年に際し「テレビ報道が歩んだ70年をドラマで伝えたい」と始まった
のがこのプロジェクトです。
映像で真実を伝えるために、テレビ報道記者は今日も現場に向かいます。
時には目をそむけたくなるような、心がかき乱されるような自分の外の世界のできごとを視聴者の「自分ごと」にするために...。
壁にぶつかり、関わった人を傷つけたかもしれないと日々悩みながら、
それでも誰かのためになると諦めずにニュースをつないだ
大先輩や先輩や同年代や後輩の女性記者たちを描いたこのドラマが
少しでも、またテレビニュースに触れたいと思うきっかけになればと願っています。
小田玲奈(プロデューサー)コメント
お仕事ドラマが好きです。「ハケンの品格」みたいなドラマを作りたくて、勤続12年で念願のドラマ部に異動。「家売るオンナ」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「知らなくていいコト」「ブラッシュアップライフ」…これまで担当したドラマはどれも登場する仕事を徹底的に取材して制作してきました。
そんな中、開局70年企画として報道局を舞台にしたドラマを制作すると聞き、ぜひ参加したいと名乗りでました。お堅い&偉そうな部署と敬遠してきた報道の人たちを知れるチャンス…ぐらいの気持ちで、現役で働いている方、過去に働いてきた方の取材を始めたのですが、出てくる報道記者たちのエピソードがどれも刺激的すぎて…。「あの事件の裏でそんな状況になっていたの?」「それはストーリーに描いていいの?」と思いながら制作しました。
ただ、自分が1番、取材の中で心動かされたのは、その時代その時代、日テレで働いてきた先輩たちの「仕事への想い」です。結婚、出産、子育てをしながら「働く」ということ。先輩たちが切り開いた道があるから今の自分は「この仕事が、この人生が好きだ」と胸を張って言えるんだ、そう気づきました。
そんな想いを込めて作った「お仕事ドラマ」です。見ていただけたら嬉しいです。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
芳根京子・江口のりこW主演、TVニュースの裏側で奮闘する女性記者描くドラマ3月放送 - 映画ナタリー https://t.co/ntrlG9GVjg
“脚本を「ギフテッド」のひかわかよ、演出を「ブラッシュアップライフ」の狩山俊輔が手がける”