映画「
恋人からのプロポーズ翌日に忽然と姿を消した女性・川辺市子を主人公とした本作。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な過去と真実がつづられる。市子を杉咲が演じ、市子と3年間一緒に暮らしていた恋人・長谷川義則に若葉、市子の高校時代の同級生・北秀和に森永、市子の母親・川辺なつみに中村が扮した。
杉咲は「市子を演じた時間は、引き裂かれるような痛みがあったと同時に、大切な記憶として多幸感に包まれた時間でもありました」と撮影を述懐。「他者に対して『大変そうだな』とか自分の物差しで決めつけてしまうことがあると思います。でも市子の母が『幸せな時期もあったんやで』と言うように、どんな環境にいたとしてもその人のことはその人にしかわからない。他者と関わり方を突き付けられるような映画になっています」と本作について語り、「自分には関係ない話だと思っている人にこそ観てもらいたいです」と訴えかけた。
若葉は脚本に目を通した際の心境を尋ねられると、「杉咲花という役者が市子をどう演じるのか興味が湧いて『ぜひ僕にやらせてください』と」と即答だったことを明かす。市子の恋人役を演じたが「杉咲さんに『おちょやん』でもプロポーズしたんですけど、いつもうまくいかない(笑)。なかなか厳しいですね」と苦笑。完成した映画に対しては「切なすぎて笑ってしまうほどのシーンもあるくらい感情がかき乱される。表裏一体というか。こんなに悲しくて面白いことがあるのか」と感想を口にした。
そして話題は撮影時のエピソードに。杉咲は“虹”が作品のキーワードになっていることに触れて「クランクアップの日、突き抜けるような青空に優しく虹がかかっていたんです。こういうものに守られて撮影していたのかなと思わざるを得ませんでした」と懐かしむ。それを受け、自身の戯曲を映像化した戸田は「虹の絵が描かれたカットも出てきますが、それは美術部のアイデア。どのように撮るか悩んでいた場面だったので、いいシーンになったと思います」と手応えをうかがわせる。また中村は「花ちゃんが全速力で走るシーンで、力強く走ることがこんなにも悲しいんだと感じました」と印象深い場面に言及。大阪出身の森永は「杉咲さんの関西弁がうますぎる! 役で使うセリフだけでなく、日常生活の言葉まで関西弁にできる人はなかなかいない」と、「おちょやん」で鍛えられた杉咲の方言を絶賛した。
また真夏の撮影だったため、暑さとの闘いだったという話も。杉咲は「スタイリストさんに聞いたんですけど、若葉さんが『実際の汗を大切にしたい』とおっしゃっていたそうで。さすがだなと思っていましたが、あるシーンでふと若葉さんを見たら思いっきり氷嚢を首に当てていて……涼んでるじゃん!って」と裏話をバラす。若葉は「体調崩すぐらい暑かったんですよ。天秤をかけたときに健康を選びました」と弁明し、ともに酷暑を乗り越えた共演者たちを納得させていた。
「市子」は12月8日より東京・テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。
映画「市子」予告編
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