「すべてが規格外」リドリー・スコットが「ナポレオン」の戦闘シーンを語る

ホアキン・フェニックスが主演を務めた映画「ナポレオン」の特別映像がYouTubeで解禁。監督のリドリー・スコットが「すべてが規格外」と、戦闘シーンの撮影を振り返っている。あわせてポスタービジュアルも公開された。

本作は天才的な軍事戦略で国を守り、英雄と呼ばれる一方で、悪魔と恐れられたフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの伝記映画。フェニックスとスコットは「グラディエーター」以来23年ぶりにタッグを組んだ。ヴァネッサ・カービーがナポレオンの妻ジョゼフィーヌを演じている。

ロシア・オーストリア連合軍を破ったアウステルリッツの戦い、フランス軍におよそ4万人の戦死者を出したワーテルローの戦いなど、歴史的な戦争が再現された本作。広大なロケーションは360度にわたって作り込まれ、兵士役の俳優たちには銃の構え方、足並みのそろえ方、軍隊としての移動の仕方まで、当時の兵士が行っていた軍事演習がほどこされた。

撮影には軍事アドバイザーとして24年の兵役経験があるポール・ビティスが参加。スコットが「正方形に整列してほしい」と求めれば、ビティスが「騎兵隊の位置に」と告げ、俳優たちが指示通りに整列することもできたそう。50年近いキャリアを誇る現在85歳のスコットは「私自身の中にナポレオンが宿り、撮影に影響を及ぼした。良くも悪くもだ」と語っている。

Apple Original Filmsとして製作された「ナポレオン」は12月1日に全国で公開。劇場公開後、Apple TV+で配信される。

映画「ナポレオン」特別映像