日本映画黄金期を歩んだ夫婦の軌跡たどる「月丘夢路 井上梅次 100年祭」開催

日本映画の黄金期を歩んだ夫婦の軌跡をたどる展覧会「月丘夢路 井上梅次 100年祭」が、8月22日から11月26日にかけて東京・国立映画アーカイブで開催される。

宝塚歌劇団から映画界に入り、その美貌と優れた演技でトップスターの地位を築いた女優・月丘夢路。そして新東宝を皮切りに大手6社11系統すべての撮影所で監督を務め、「嵐を呼ぶ男」など娯楽性に富んだ作品を次々に送り出した井上梅次。日本映画の黄金期に出会った2人は1957年に結婚し、映画界屈指の名カップルとしても知られた。

夫妻の生誕100周年を記念して開催される本展では井上・月丘映画財団の特別協力のもと、2人が遺した作品資料や個人資料を一挙に公開。映画界の発展にも貢献した夫妻の映画人生をたどる。歌手としても活躍した月丘と“音楽映画”の名匠でもあった井上。月丘の録音や井上監督作の主題歌など合計15曲を聴けるコーナーに加え、当時発売されたレコードや楽譜などの音楽関連の展示も用意された。

月丘夢路 井上梅次 100年祭

2023年8月22日（火）～11月26日（日）東京都 国立映画アーカイブ
開室時間：11:00～18:30 ※入室は18時まで
料金：一般250円 / 大学生130円 ※65歳以上、高校生以下および18歳未満、障害者手帳の所持者（付添者は原則1名まで）、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料