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原作・
武田は「脚本を読み込んでいく中で、子供と向き合うことの大変さと、夢を追いながらも家族を支えていく難しさを理解していくうちに、和真の気持ちがわかっていきました。家族を守り自分の夢を追うために生きた結果、子供や家族と向き合えなくなってしまったのだと思いました」と役の解釈を語る。
中田は子育てをする中で父親として自問自答する時期があったそうで「そんなタイミングで本作の原作を読んで、和真の気持ちに共感した」「ラストシーンは映画オリジナルです。撮影していく中で変更するべきではないかと思い始め、郷田マモラ先生に相談して撮りました。しかもただ脚色したのではなく、先生にそこをマンガとして新規に描いていただき、それをもとに脚本化していきました」と述べ、大きな協力に感謝を示した。
今月小学校へ上がった佐藤は、武田について「お兄ちゃんみたいだった」と言ってはにかむ。対する武田は「僕はまだ子供がいないので、恋ちゃんといる時間が自分としても役としても成長する時間でした。恋ちゃんが遠慮なく『航ちゃん!』と呼んでくれて、行動をともにしてくれたので、自然と父親になれたような心強さがありました」としみじみ述懐した。さらに撮影時の思い出を聞かれた佐藤が「航ちゃんが肩車をしてくれた!」と答えると、武田は「うおー! 俺のイメージが上がるばかり!」とメロメロに。佐藤から「(武田・中田)2人ともかっこよかったよ」とたたえられると、武田は「撮影でもこの舞台挨拶でもお世話になっちゃった……」と頭を下げていた。
津田寛治、松下由樹、寺脇康文といった共演者に関して、武田は「それぞれキャラと個性がある中で、皆さんが和真を応援してくれた」とコメント。中田は「松下さんは企画段階から本作に賛同してくれて、それをきっかけにスタッフ・キャストが集まりだした。編集作業で疲れたときは、最後の松下さんの笑顔を見て癒やされていました」と感謝の思いを口にした。
「この小さな手」は、東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。
武田航平の映画作品
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【イベントレポート】「この小さな手」武田航平が佐藤恋和にメロメロ「自然と父親になれたような心強さ」
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