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ベルギー・アルデンヌ地方を舞台に狂気の愛が描かれる“ベルギーの闇3部作”の第3弾にあたる本作。12歳の孤独な少年ポールと、彼がひと目惚れした少女グロリアの逃避行がつづられる。ポールを
このたび公開された場面写真は12点。ポールとグロリアがボートで横たわる姿や、大雨の中で抱き合うさまが切り取られた。
ヴェルツは「『依存魔』は愛、狂気、信仰についての残酷で詩的な物語だ。絶対的な夢とありふれた現実の狭間、激しいセンチメンタルと衝動の荒々しさの狭間で、『依存魔』は騒々しくて官能的、かつ暴力的な映画であり、その行為が信仰に導かれた愛であることを語る」とコメントしている。
「依存魔」は1月27日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開。
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ コメント
「依存魔」は、「変態村」(2004年)から始まり「地獄愛」(2014年)へと続いた<ベルギーの闇3部作>の最終章であり、この3作品は狂愛、怪物愛をテーマに、様々な形態の病理を分析している。この「依存魔」は愛、狂気、信仰についての残酷で詩的な物語だ。絶対的な夢とありふれた現実の狭間、激しいセンチメンタルと衝動の荒々しさの狭間で、「依存魔」は騒々しくて官能的、かつ暴力的な映画であり、その行為が信仰に導かれた愛であることを語る。私は一種の祈り、詩、入信の儀式のような、究極的に純粋な映画を作ろうと思った。私は超越的な次元を持った一言のタイトルが好きで、<ベルギーの闇3部作>はそのとおりとなっている(「変態村」=Calvaire、「地獄愛」=Alleluia、「依存魔」=Adoration)。また「変態村」は冬、「地獄愛」はなんとなく秋、そして「依存魔」は夏だ。春が抜けているが、このような3作の関連性も気に入っている。私を映画に駆り立てる要素は、愛の状態とその毒性、依存、狂気、嫉妬、ごまかしとセクシュアリティだ。「依存魔」はその感情が芽生え始める年代を切り取っている。
ファブリス・ドゥ・ヴェルツの映画作品
リンク
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
大雨の中で抱き合う少年少女、「依存魔」新場面写真と監督コメントが到着(コメントあり / 写真12枚)
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