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本作は辻村深月の小説を映像化したファンタジーアニメーション。鏡の中にある不思議な城で、似た境遇の中学生たち7人がなんでも願いが叶うという秘密の“鍵”を探すさまが描かれる。
1000人を超える候補の中から主人公・こころ役に抜擢された當真は「もともと原作が好きで、アニメも好きで。そんな作品に声優として関われたのが本当にうれしくて。決まったときはすぐお母さんに連絡して、よかったねと一緒に喜んでくれました」と述懐。控えめな語り口の當真を見つめながら、原は「今話しているのを聞いてても“こころちゃん”がしゃべっているようにしか聞こえませんよ」と満足げ。「(オーディションでは)正直悩みました。でも最終的に原作のイメージと、當真さんの今がぴたっとクロスしたんです。今の當真さんだからできる仕事だと思いました」とキャスティングの手応えをのぞかせた。
サッカーが得意なリオン役の北村は「日本勝ちましたね! きっとリオンも昨日の勝利を喜んでいたと思います」とワールドカップの話題で挨拶。アフレコでは休憩を挟まずに録り続けたというエピソードが原から飛び出すと、北村は「感情の振り幅があるので、途中で止まってはならないと思って。最後まで録り終えるまでマイクと闘いました」と理由を説明する。そんな北村を、原は「役者魂を感じました。高倉健さんみたいでした」と評した。
キャスト陣はアフレコの際、原に「そのままでいてください」とアドバイスされたことを口々に明かす。フリースクールの教員・喜多嶋先生役の宮崎も、原の言葉に背中を押されたと明かして「監督は迷いのない演出をされます。的確に道を照らし、違ったら直してくれて。今回もその迷いのなさに支えられて楽しくお仕事させていただきました」と感謝。恋愛気質でマイペースなウレシノ役の梶は「俳優さんたちが声を当てる中、『ウレシノは感情表現の幅が広くコミカルな一面があるので声優にお願いしたかった』と監督から聞きました。年齢や性別や外見を超越できるのが声優の面白さだと改めて感じ、声優冥利に尽きる役でした」と達成感をにじませた。
原は「僕自身も誇らしいです。よくぞこの人たちがやってくれたと。すごい眺めですよ」と改めて豪華キャスト陣をたたえる。そして「まだ作品は完成してないんですが、どういう映画か一言で表すと『強い映画』。強さは人それぞれ違って伝わると思うけど、何か強さを持って帰ってもらえる作品だと思います」と伝えた。
「かがみの孤城」は12月23日に全国で公開。
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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