セルゲイ・ロズニツァ新作の予告解禁、ソ連8月クーデターの様子収めた作品も公開

セルゲイ・ロズニツァが監督を務めた「ミスター・ランズベルギス」の予告編がYouTubeで公開された。

本作は、ロズニツァの作品でもっとも長尺となる4時間8分の大長編ドキュメンタリー。1991年に祖国リトアニアをソ連から独立に導いた元リトアニア国家元首ヴィータウタス・ランズベルギスが、約30年前の熾烈な文化的抵抗と政治的闘争を語る。予告編にはその一片が収められている。

またロズニツァの作品で2015年の第72回ヴェネツィア国際映画祭に出品された「The Event（英題）」が、「新生ロシア1991」の邦題で急遽公開されることが明らかに。同作は、1991年8月にモスクワで起きたソ連8月クーデターの様子を全編アーカイブ映像によって紐解いたもの。2023年1月上旬に東京のシアター・イメージフォーラムで公開される。

「ミスター・ランズベルギス」は、12月3日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。