セルゲイ・ロズニツァ新作の4時間超えドキュメンタリー公開、リトアニア独立革命を追う

セルゲイ・ロズニツァの監督作「ミスター・ランズベルギス」が12月3日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

本作は「国葬」「粛清裁判」「アウステルリッツ」「ドンバス」で知られるロズニツァの作品でもっとも長尺となる4時間8分の大長編ドキュメンタリー。1991年に祖国リトアニアをソ連から独立に導いた元リトアニア国家元首ヴィータウタス・ランズベルギスが、約30年前の熾烈な文化的抵抗と政治的闘争を語る。アムステルダムドキュメンタリー国際映画祭（IDFA）2021に出品され、最優秀作品賞と最優秀編集賞に輝いた。YouTubeでは特報が公開中だ。

なおロズニツァの監督作「バビ・ヤール」も本日9月24日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で公開。同作は第2次世界大戦における独ソ戦の最中、ウクライナの首都キーウの郊外で起きた“バビ・ヤール大虐殺”の記録をたどるドキュメンタリーで、2021年の第74回カンヌ国際映画祭でルイユ・ドール審査員特別賞を受賞した。