吉田美月喜×常盤貴子「あつい胸さわぎ」公開、乳がん再検査でざわめく母娘の心象描く

「エダニク」「人の気も知らないで」で知られる劇作家・横山拓也による戯曲「あつい胸さわぎ」が、吉田美月喜と常盤貴子のダブル主演で映画化。2023年初めに全国で公開される予定であることがわかった。

横山による演劇ユニット・iaku（いあく）が2019年に初演した「あつい胸さわぎ」は、若年性乳がんをテーマに母娘の複雑な心象風景を描いた物語。灯台のある港町の古い一軒家で、つつましくも笑いの絶えない日々を母の昭子と2人で過ごしていた武藤千夏は念願の芸大に合格する。彼女が悩んでいるのは、大学から出された創作小説の課題「初恋の思い出」。そんなある日、昭子は千夏の部屋で1通のお知らせを見つける。それは娘が受けた乳がん検診の“再検査”に関わるものだった。

映画では吉田が千夏、常盤が昭子を演じた。監督は「ロマンス・ロード」「恋とさよならとハワイ」で知られるまつむらしんご。「ひとよ」「朝が来る」「東京リベンジャーズ」の高橋泉が脚本を執筆した。和歌山県を舞台に撮影された本作の配給は、イオンエンターテイメントとSDPが担当する。

※高橋泉の高は、はしごだかが正式表記