川崎悟司による原作は「もし人間が動物の骨格を持っていたら?」という形で、カメの甲羅をはじめ動物たちの体の仕組みを解説した動物図鑑。映画ではスクールカーストの底辺で冴えない日々を送る高校2年生・カメ田カメ郎の葛藤と成長の物語がつづられる。清水はあばら骨がカメの甲羅と同じ形の主人公・カメ田、声優初挑戦の磯村はカメ田が唯一気を許せるカエル川エル隆に声を当てた。
このたびスタッフ陣も明らかに。監督を務めたのは、ショートアニメ「貝社員」で知られるモリ・マサ。ドラマ「時効警察はじめました」「シェフは名探偵」の田中眞一がモリ・マサとともに脚本を手がけた。アニメーション制作はタイプゼロ。清水、磯村、モリ・マサ、田中が映画の魅力と好きな骨について語ったコメントは下記に掲載した。YouTubeでは特報が公開中だ。
映画の公開を記念し、8月5日から29日にかけて東京・池袋PARCOのPARCO FACTORYで「『カメの甲羅はあばら骨』展」が開催。原作に登場する動物人間が紹介されるほか、映画のキャラクターのフィギュア、海洋堂制作による実物大カメ人間、モーションキャプチャー体験、甲羅のフォトスポットなどが用意される。
清水尋也 コメント
お話を頂いた際は、「カメ役!?」と思わず聞き返しましたが、役者としてまた1つ貴重な経験をさせて頂けました。斬新な切り口で描かれた原作図鑑と、アニメの融合がまた違う面白さを生み出しています。一風変わった青春ストーリー、是非劇場でご覧頂きたいです。
好きな骨
頭蓋骨。動物によって形に個性があり興味深いから。
磯村勇斗 コメント
マネージャーさんから「シュールな作品のオファーが来ました」と言われて、読んでみたら本当にシュールで(笑)。発想が面白く、台本には学校生活のあるあるが詰まっていたり、心に響く台詞があったり。声優は初めてでしたが、演じてみたいと思いました。尋也くんと一緒にセッションを楽しめたらいいなと思って収録に臨みました。クセになってしまう作品なので、楽しんで頂けたらと思います。
好きな骨
大腿骨。太くてたくましい骨が魅力的! 自分の身体に埋まっていると思うと格好いいから。
モリ・マサ コメント
あばら骨を打たれました。原作にて「骨の偉大さ」を知った時です。骨が変われば、世界が変わる、そんな王道青春あばら骨ムービーとなっております。「最近あばら骨叩いてないな…」という方は、是非劇場にあばら骨を運んで頂けますと幸いです。
好きな骨
人差し指の骨。1番使っている気がします。ここで労っておきたいです。
田中眞一 コメント
もし人間が動物の骨格を持っていたらという奇想天外なコンセプトに驚いた。原作を読んだ。実に面白い。動物の特徴がとてもよくわかる。でも映画化するってどうやって? 散々悩んだ結果が高校生の青春物語。骨格の違いは個性の違い。僕はカメで、君はカエルかも。あばら骨ワールドを楽しんでください。
好きな骨。
あばら骨。焼肉でもフライドチキンでもリブが好きです。
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