「恋は光」で共感できるキャラは？神尾楓珠ら3人は積極派、平祐奈は控えめタイプ

「恋は光」の大ヒット祈願イベントが本日6月14日に東京・東京大神宮で行われ、キャストの神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみかが参加した。

“恋をしている女性が光を放ってキラキラして見える”という特異体質の大学生・西条を中心に不思議な四角関係を描く本作。神尾が西条を演じ、西野が西条に恋する幼なじみ・北代、平が「恋とは何か？」を探究する東雲、馬場が恋人のいる男性ばかり好きになる宿木に扮した。

神社で祈祷を終え、それぞれのキャラクターをイメージした色の浴衣で登場した4人。神尾は「七瀬ちゃんとはちょくちょく本作のイベントで会っていましたが、そのほかの方は1年ぶり。皆さん雰囲気が変わっていて新鮮です。映画の中で4人全員が集まることはなかったので、西条としてはドキドキしますね」と述べ、西野は「祈祷で玉串の作法を教えてもらったんですが、手に持った瞬間フリーズしてしまって……。監督が『逆逆！』と後ろから教えてくれました」と言ってキャストの笑いを誘った。

本作の魅力について尋ねられると、神尾は「映画を観ているというより、小説を読んでいるような感覚になりました。それくらい会話のテンポや、ワードが文学的でしたね。観終わったあとは、清々しい気持ちになりました」とコメント。続いて西野が「西条たち4人の奇妙で珍しい関係をのぞき見している感覚が楽しかったです。自分の姿をスクリーンで観るのはいつも慣れないのですが、今回初めて自分を登場人物として観ることができて、純粋に楽しめました」と話すと、馬場も「私も自分が出ている作品を客観的に観れないのですが、今回はいちお客さんとして『この映画面白い』とシンプルに思えました」と同意する。また平は「（ロケ地の）岡山は“晴れの国”できれいでした。映像は美しく淡い色合いで、キャラクターの個性も生き生きしていて。小林監督ワールドでしたね」と振り返った。

イベント後半では「自分自身に似ている、もしくは共感できるキャラクターは？」という質問も。神尾、西野、馬場は「恋は戦いじゃん！」をモットーとする宿木を挙げ、平のみ“想いを打ち明けられない”北代を選んだ。消去法で選んだという神尾は「西条とは違うし、東雲のように純粋に恋をしているわけでもないし……。北代は一歩引いて周りを優先しますが、それはできないです！ なので、『好きになったら好き』という考えの宿木に近いのかなと」と説明。西野は「私も神尾さんとほとんど一緒の考えですね。ただ宿木さんほど積極的にいけるかというとそうでもないので、憧れもあります。恋人がいるとわかったら普通はあきらめちゃうと思うのですが、むしろそれが（宿木にとって）燃えるというのはかっこいいなと思っちゃいます」と言い、馬場は「人の彼氏が欲しくなったことはないですが（笑）、宿木の『恋は頭で考えてするものではない』というスタンスは私もそう思いますね」と共感の姿勢を見せた。残された平は「皆さん意外です」と驚いた顔をしつつ、「私も消去法なんです。積極的にいけない部分は北代さんに似ているかなと思いました」と述べる。

また「西条の魅力は？」と問われると、西野は「北代にとって、一緒にいる時間が心地いい人。友達のように性別を気にせず接することができるのだと思う」と回答。平は「誠実で真面目なところ」と言い切り、馬場は「ちょっと変わっている人なので、一緒にいたら面白いだろうなと思います。なんだかんだ宿木の行動に付き合ってくれるので優しいですし」と分析した。最後に神尾は「観終わったあとに不思議な感覚になる、今までにない映画です。4人の会話を聞きながら、自分にとって恋とはなんなのか考えてもらえたらうれしいです」と挨拶して、イベントの幕を閉じた。

秋★枝による同名マンガを小林啓一が実写化した「恋は光」は6月17日より全国ロードショー。