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1986年公開作「トップガン」の続編となる本作。主人公ピート・ ミッチェル / マーヴェリックがアメリカ海軍のパイロット養成機関に教官として帰還することから物語が始まる。約4年ぶりに来日を果たしたクルーズは「この作品とともに絶対に日本に行くと言ったよね! ここにいることにとてもワクワクしているよ」とはにかむ。本作についてクルーズは「実際に戦闘機に乗っているかのような体験を味わえると思う。今までにない体験をね。そして前作の『トップガン』を劇場で観終わったあとのような感覚に陥ると思うよ」と自信をのぞかせた。
報道陣から戦闘機内での撮影手法について質問が及ぶと、クルーズは「今回は空撮でのアプローチにこだわった。『バリー・シール/アメリカをはめた男』で実際にカメラを機体に設置した空撮技術を生かして、グリーンバックでの撮影を避けてリアリティを追求したよ。どこにカメラを置くか、どんなレンズで撮影するか、すべてはストーリーを一番に考えている。実際の戦闘機を使って空撮の練習をして、本当に多くの撮影をしたよ。本作のためにカメラも開発した。そしてブラッカイマーや監督のジョセフ・コシンスキー、脚本のクリストファー・マッカリーとディスカッションを繰り返し、何度も再撮影をして完成させたんだ」と述べる。さらにクルーズは複雑な過程を説明しつつ、「永遠に語ってしまいそうだよ(笑)」と強いこだわりがあることをうかがわせた。
ブラッカイマーは「俳優陣にはまずプロペラ機に、次に曲芸飛行のできるもの、そして戦闘機に乗ってもらった。それはGの耐性をつけるため。彼らには撮影中に7から8G、つまり自分の体重の7から8倍の負荷を体感してもらうからね。3カ月掛けて訓練を受けてもらったんだけど、トムを除いて最初はみんな失神していたよ」と撮影の過酷さを物語る。
また今年60歳を迎えるクルーズに「若々しく輝き続けることができる秘訣は?」と声があった。クルーズは「特別なことはしていないよ。一生懸命に仕事をすること。とにかく自分の仕事が大好きなんだ。最高のものに仕上げないと気が済まない性格でね(笑)。僕は夢を生きている幸せな人間で、映画を作り世界中を旅することができる。映画の作り手として常に学びに関心を向けているよ。天性の好奇心旺盛家かな(笑)。そして努力を欠かさない。『ラスト サムライ』で1年間、毎日5時間掛けて刀の練習をしたようにね」と明かす。ブラッカイマーは「彼はアスリートのようにトレーニングをしている。すべてのアクションを自分でやるからね。それを安全にやり遂げるために、最高のコンディションを維持しているんだ」とクルーズのストイックさに脱帽していた。
最後にクルーズは「『トップガン マーヴェリック』を作ることは決して容易ではなかった。こんな時代だからこそ、この作品を観て生き生きとした気持ちに、そしてスマイルになってほしいね!」とメッセージを送った。
「トップガン マーヴェリック」は5月27日より全国ロードショー。
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