約1万平米の子供のための遊び場、川崎“ゆめパ”に密着したドキュメンタリー公開

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神奈川県川崎市高津区にある子供たちのための遊び場・川崎市子ども夢パークを舞台にしたドキュメンタリー「ゆめパのじかん」が、7月より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。

「ゆめパのじかん」ビジュアル

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「ゆめパのじかん」

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2000年に制定された「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに市民参画で作られた川崎市子ども夢パーク。工場跡地を利用した約1万平米の広大な敷地にプレーパークエリア、音楽スタジオ、創作スペース、ゴロゴロ過ごせる部屋、学校に行っていない子供のための“フリースペースえん”が開設されており、“ゆめパ”と呼ばれている。家庭でも学校でもない第3の子供の居場所を公設民営で運営する先進的なモデルとして、全国の自治体から注目を集めているという。

「ゆめパのじかん」

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本作では「さとにきたらええやん」で知られる重江良樹が3年にわたってゆめパを撮影。子供と大人が一緒になって生み出す居場所の力と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする子供の力を捉えていく。シンガーソングライターの児玉奈央がナレーションと音楽を担当した。

「ゆめパのじかん」

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重江は「ゆめパで過ごす子どもたちが、何者にも邪魔されず思いっきり自由に過ごせる豊かな『じかん』。そうした抑圧の無い『じかん』の中で、子どもは様々なことを感じ、考え、育っていくのだと思います」「観た人が『こんな場所いいよね、必要だよね』と思ってくれるのが一番ですし、今を生きている子どもたちの『じかん』を本作から感じ、ご自身の大切な『じかん』についても意識してもらえれば嬉しいです」と語っている。

重江良樹 コメント

ゆめパで過ごす子どもたちが、何者にも邪魔されず思いっきり自由に過ごせる豊かな「じかん」。そうした抑圧の無い「じかん」の中で、子どもは様々なことを感じ、考え、育っていくのだと思います。安心安全な場で伸び伸び過ごし、安らぎ、挑戦し、そして何もしないこと(休息)も許されるゆめパのような場が、居場所や信頼できる他者を必要とする、全ての子どもたちに在るよう、また社会全体にこのような「子どもの命を守る場」が拡がるよう願いを込めて映画のタイトルを「ゆめパのじかん」としました。観た人が「こんな場所いいよね、必要だよね」と思ってくれるのが一番ですし、今を生きている子どもたちの「じかん」を本作から感じ、ご自身の大切な「じかん」についても意識してもらえれば嬉しいです。

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(c)ガーラフィルム/ノンデライコ

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ポレポレ東中野 @Pole2_theater

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