西川貴教が青い衣装で魅力をアピール、「サンダーバード55」スペシャルCM公開

「日本語劇場版 サンダーバード55／GOGO」の2種のスペシャルCMが、上映カウントダウン企画としてYouTubeで解禁。あわせて、コメントCMに出演した西川貴教のインタビューも到着した。

1965年にイギリスで、翌1966年に日本で放送が開始された特撮テレビシリーズ「サンダーバード」。「日本語劇場版 サンダーバード55／GOGO」は、イギリスの熱狂的なファンがクラウドファンディングによって制作したエピソードを、樋口真嗣が日本公開用に構成した特別版となる。55年前のテレビシリーズで黒柳徹子が演じた国際救助隊員のペネロープ役を満島ひかりが引き継ぎ、そのほか井上和彦、大塚芳忠、森川智之、日野聡、櫻井孝宏、江口拓也、堀内賢雄、立木文彦が参加した。

スペシャルCMの1つ目は、「サンダーバード」シリーズのファンである西川が出演したコメント動画。西川は国際救助隊「サンダーバード」と同じ青い衣装を身にまとい、作品の魅力をアピールする。インタビューでは「不思議な気持ちでした。新作なんですけど、どこか懐かしくて。最初にサンダーバードを観たときの小さな頃の思い出なんかもフラッシュバックして。得も言われぬ追体験というか……全然想像してないような映像体験でした！」と語った。

2つ目のCMは、CMディレクター兼東北新社社長の中島信也が企画・監督・ナレーションを担当したもの。ペネロープのナレーションのため、満島の声が新たに録音された。

ジャスティン・T・リー、スティーヴン・ラリビエー、デヴィッド・エリオットが監督を務めた「日本語劇場版 サンダーバード55／GOGO」は1月7日に公開。翌1月8日からオンライン上映も行われる。

西川貴教 コメント

「日本語劇場版 サンダーバード55／GOGO」を観て

まずは【新作】というところがすごいことですよね！ （オリジナルシリーズ放送当時音声ドラマが）残っていること自体、想像すらしたことがなかったので。まさかまさか、こんな形で作られていることに、驚きました。当時の撮影テクニックを、今の技術を使って再現しようとしている。それは映像の手法ではなくて、当時の撮影技術を再現するために、今のテクノロジーを使っていく。当時の映像から、一度コンピューターに取り込んで、全体の縮尺を3Dのモデリングで出して、そこからカメラの画角を決めていくなど、こういった技術は、“今”だからできた映像だと思います。

どんな気分になったか

不思議な気持ちでした。新作なんですけど、どこか懐かしくて。最初にサンダーバードを観たときの小さな頃の思い出なんかもフラッシュバックして。得も言われぬ追体験というか……全然想像してないような映像体験でした！ ペネロープ役を演じた黒柳さんから満島ひかりさんへのバトンタッチというストーリーがよくって、そしてその満島さんのペネロープがめちゃくちゃキュートなのです。

「サンダーバード」とはどのような存在か

物心がついた頃に「仮面ライダー」や「ウルトラマン」、そういった特撮のヒーローを見ることになるんですけれども、それよりも前に、祖父と一緒に見ていた記憶があるので、いろんな思いがこみ上げてきました。【懐かしさと同時に、ワクワクする感覚】これを与えてくれるこの作品の素晴らしさというのを、またこういった形で伝えられる喜びがあります。

若い観客に何を感じてもらいたいか

3DCGがこれだけ普及しているので、いろいろなものを、データで処理するという事は、できたとしてもこの作品の中で流れている【空気感】というのは、なかなか再現しづらいじゃないですか。
我々は、このコロナ禍で、配信や、オンラインでのライブが最近増えてきているわけですが、でも、やっぱりライブならではの独特の【空気感】というのは、会場に来ていただかないと味わえないもの、それは大事にしていきたいと。そういったものを（本作は）きちんと残してくださっている。
これはやっぱり大事なことだなと思いました。

CM出演オファーが来たときの気持ち

昨年、今年とコロナ禍があって、いろんな活動が、正直予定していたことができなかったりとか、思い悩むことも多かったんですけれど、逆にこんなタイミングだからできることをやってみようと。ちょっとフィットネスの大会に挑戦してまして、（その中で、体が）できあがってゆくさまと、みんなが見てくれて、なんか【人形】みたいだと言われたことがありました。
（今回の出演オファーが）ちょうど大会が終わった直後ですので、このきちんと（体が）絞れた状況でこれができたら、かなり面白いものになるんじゃないかなと思って、なんのオーダーもされていないのに勝手に衣装作ってしまった、という感じでございます。
勝手にこれを作ってきてしまったことで、撮影の段取りが変わってしまい、すみません！
それぐらい、僕はこの作品の素晴らしさを、ちょっとでも伝えたいなという想いで一杯でした！

衣装を着たときの感想

いけるんじゃないか！ 今からでも、いけるんじゃないかと（笑）。今回の上映にあたって制作された皆さんにも、もしこういった映像が届けば、【実写】にしようとなったときに、ぜひ【末の息子】かなんかで、（キャストとして）使っていただけたらいいなと思っています（笑）。