報知映画賞の表彰式で大竹しのぶがさんまに「褒めてあげたい」、瀬々敬久も手紙で感謝

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第46回報知映画賞の授賞式が本日12月16日に東京のザ・プリンス パークタワー東京で行われ、邦画部門の作品賞に輝いた「護られなかった者たちへ」の関係者をはじめ受賞者が登壇した。

第46回報知映画賞の表彰式の様子。

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表彰式の様子。

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「護られなかった者たちへ」は瀬々敬久が監督、佐藤健が主演を務めたサスペンス。東日本大震災から10年目の宮城県で起きた連続殺人事件を通して、現代社会の問題が描かれた。表彰式では、撮影中のため来場できなかった瀬々の手紙をプロデューサーの筒井竜平が代読することに。手紙にはコロナ禍における撮影延期などの不安に始まり、「震災を経験された被災地で『生活困窮』をテーマにした映画を撮るというデリケートな面も含み、現地の協力がなければ完成することがなかった。スタッフ・キャストの知恵と勇気、現地の方々の支援を含めて“全員野球”でした」「やっぱり映画は捨てたもんじゃないと痛感しています。映画を作るという行為が根本的に問い直されているような現実の中、新たな勇気を与えられました」とつづられた。

左から映画評論家の荒木久文、大竹しのぶ、渡辺歩。

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アニメ作品賞は、明石家さんま企画・プロデュースによる「漁港の肉子ちゃん」が受賞。監督の渡辺歩は「さんま師匠……じゃなくてプロデューサーから『(原作小説を)映画にしたい、しかもアニメにしたい』と。めちゃくちゃなオーダーだなと思いましたが、その期待に応えたいという一心で作りました」と振り返った。肉子ちゃん役の大竹しのぶは「プライベートのパートナーだったとき『いつか映画を作りたいんだ』と言っていて。そんなことできるわけないのにと思っていたんですけど、夢を叶えられてすごい」とさんまを労う。また、さんまから伝言を預かったことを明かして『明日から報知新聞を取る』『とにかく俺を褒めてくれ』って(笑)。夢を叶えたという点では褒めてあげようと思います」とほほえんだ。

左から市村正親、前田哲。

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監督賞は「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」を手がけた前田哲に。前田は「どちらの作品もキャスト・スタッフがとてつもない愛情を持ってくださり、宣伝もいろいろとしていただいて。そして観客の皆さんが映画を育ててくださったと感じています」と関係者すべてに思いを伝える。「そして、バトンは渡された」の出演者である市村正親も駆け付け、「舞台ではいろいろな賞をもらっているのですが。僕自身が今後もっと映画をやったほうがいいという“バトン”を渡されたのかなと(笑)。今後も私を……笑いのほうもけっこうやれるので……お使いいただければ……」と前田に目配せして会場の笑いを誘った。

このほか表彰式には主演女優賞の永野芽郁、助演女優賞の寺島しのぶ、助演男優賞の鈴木亮平らも出席した。受賞結果は下記の通り。

第46回報知映画賞の受賞結果

作品賞(邦画部門)

「護られなかった者たちへ」

作品賞(海外部門)

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

アニメ作品賞

「漁港の肉子ちゃん」

主演男優賞

木村拓哉(「マスカレード・ナイト」)

主演女優賞

永野芽郁(「地獄の花園」「そして、バトンは渡された」)

助演男優賞

鈴木亮平(「孤狼の血 LEVEL2」)

助演女優賞

寺島しのぶ(「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」)

監督賞

前田哲(「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」)

新人賞

片山友希(「茜色に焼かれる」)
Fukase(「キャラクター」)
堀貴秀(「JUNK HEAD」)

特別賞

岡田裕介

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読者の反応

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夕凪 @yuunagi_ver00

報知映画賞「護られなかった者たちへ」作品賞おめでとうございます!
主演女優賞の永野芽郁ちゃんの映画は2つとも観たから、こちらも嬉しい。
https://t.co/Ilnj7R3hYc

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