本作は、YPYこと音楽家の日野浩志郎のもとに太鼓芸能集団・
豊田は「日本中がコロナパンデミックで真っ赤に染まる中、感染者がゼロの佐渡島で俺たちは祈るように撮影をしていた。極寒の佐渡島を恐れることなく、ただ太鼓の音にだけ震えた。鼓童の硬質なストイックさに忘れていた未来を感じた。あの時期、あの場所でないと映らない霊気がここにある」とコメント。鼓童の住吉佑太は「映画をきっかけに、豊田監督や日野氏に出会い、新たな価値観や音楽観に触れられたことは、今の時代にも太鼓と向き合い続ける鼓童にとって、必然である気がしてならない」と語っている。現在YouTubeでは本作の予告編が公開中だ。
「戦慄せしめよ」は1月28日より東京・シネマート新宿にてブーストサウンド上映。2月11日から大阪・シネマート心斎橋でboidsound上映される。なおシネマート新宿でのブーストサウンド上映は2月3日までの予定だ。詳細は劇場公式サイトで確認してほしい。
豊田利晃 コメント
2020年12月、日本中がコロナパンデミックで真っ赤に染まる中、感染者がゼロの佐渡島で俺たちは祈るように撮影をしていた。極寒の佐渡島を恐れることなく、ただ太鼓の音にだけ震えた。鼓童の硬質なストイックさに忘れていた未来を感じた。あの時期、あの場所でないと映らない霊気がここにある。
音で奏でるドキュメンタリー。時代が戦慄している。
住吉佑太(太鼓芸能集団 鼓童)コメント
日野浩志郎氏と共に、音作りに没頭できた日々は、鼓童にとっても意義のある時間となった。
日野氏は、我々とはまったく違った視点から、鼓童の音楽を見つめ直し、当たり前のように叩き続けてきた太鼓の音の中に、新たな響きを見出そうとしていた。一般的に太鼓は、郷土芸能を想起させることが多い。
しかしこの作品の中での太鼓は、そこを通り越して、自然そのものを感じさせる。
極限まで洗練された音楽性は、その音色を際立たせ、無個性でありながら自然的な力強さを生み出した。
誰も経験したことがないパンデミックの最中、静かに迎えた鼓童創立40周年。
劇場で音が届けられない状況下で、自分たちの音楽性や在り方を問い直した。
「戦慄せしめよ」というこの映画をきっかけに、豊田監督や日野氏に出会い、新たな価値観や音楽観に触れられたことは、今の時代にも太鼓と向き合い続ける鼓童にとって、必然である気がしてならない。
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