「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」と「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~」において、ドキュメンタリー映画で初めてヴェネツィア国際映画祭とベルリン国際映画祭を制したロージ。「国境の夜想曲」では3年以上の歳月を掛けて、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯を撮影した。この地域は侵略、圧政、テロリズムにより、数多くの人々が犠牲に。ロージは通訳を伴わずに1人で旅をし、そこに残された母親や子供、若者の声に耳を傾け、一条の光を見出す者たちの思いを紡いだ。
予告編はオレンジ色の囚人服を着た男たちが刑務所を徘徊するシーンから開始。アメリカ国旗を掲げた装甲車が物々しく並ぶ光景や、亡き息子を思う母親、心に深い傷を負った子供たちにカメラが向けられる一方、笑い合う恋人たちの姿がショパンの「ノクターン第8番」の旋律に乗せて映し出され、希望を感じさせる内容となった。最後は
「国境の夜想曲」は、東京のBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。
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ジャンフランコ・ロージ新作「国境の夜想曲」が2月公開、痛みと希望を映す予告到着
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