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つぶやきシローの同名小説をもとにした本作は、安田扮するスーパーマーケットの万年主任・伊澤春男を主人公とした人間ドラマ。愛する家族との生活や、店長昇格への険しい闘いを経た先に待っていた予想外の結末が描かれる。
一家の大黒柱である春男を演じた安田は、家族を演じた共演者たちについて「助かりました……! 短い時間でコミュニケーションを取って、輪を作っていくということが大事なんですが、そういう部分を小池さんが引っ張ってくださいました」と感謝。「お昼ごはんを(家族役の)子供たちのところにわざわざ椅子を持って行って食べるんですが、特に何も話すこともない(笑)。また椅子を持って自分の部屋に戻るという、謎のコミュニケーションを取っていました」と続けて、観客の笑いをさらう。妻の律子に扮した小池は「律子は春男にいろんなことがあっても、とやかく言わずに信じて、一番の味方でいる女性。今回演じてみて、私も一回りいい女房になれたらなと思いました」と語る。
長女・小梅役の岡田は「春男って誰かに似てるなーと思ったら、兄だったんです! 本当に何もしゃべらなくて! 年々何を考えているのかわからなくて……でもどんどんミステリアスになって好きになっていくんです」と家族とのエピソードを披露。小梅の彼氏・梅垣を演じたSWAYは、「例え家族でも許せないと思うことはあるか?」と問われると「やりたいこと、興味があることを全部否定されると悲しいですね。心配しながらも後押ししてほしいです。僕のときはヒップホップミュージックということですごく悪そうな格好から入って『何その格好?』と親に言われましたが、否定はされなかったですね」と明かした。
最後に安田が「1日が思い通りにうまくいったことって私ないんです。小さいことですぐくよくよしたり、あーだこーだ考えることが皆さんもあると思う。思い通りにいかない、でもそれでもいいじゃないか!と、もっともっと素敵なことが起きてるよ!ということを気付かせてくれる映画だと思っています。今日はありがとうございました!」と挨拶し、イベントを締めくくった。
「私はいったい、何と闘っているのか」は12月17日より全国でロードショー。
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