元町映画館10周年記念、11人の監督が贈る「きょう、映画館に行かない?」公開
2021年11月12日 15:36
3 映画ナタリー編集部
11人の映画監督が贈るオムニバス映画「きょう、映画館に行かない?」が11月27日に公開される。
本作は2010年8月21日に開館した兵庫・元町映画館の10周年を記念した作品。小田香が発起人となりプロジェクトが始動するも、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期を重ねながら、同館が11周年を迎える2021年8月に“お披露目版”として上映され、このたび完全版の公開が決定した。
短編で構成された「きょう、映画館に行かない?」では、衣笠竜屯が事実をもとに手がけた「神戸 ~都市がささやく夢~」、加藤綾佳が元町を舞台に贈る“現代版ローマの休日”「オードリーによろしく」、本プロジェクトの発起人・小田が夢、暗闇、電車、車窓など好きなものを詰め込んで制作した「Night Train」を楽しむことができる。
また切通理作が監督、深澤浩子と切通が脚本を担当し、涼花と可児正光が共演した「これから」、手塚悟が監督・編集・構成を担当し、日々野小鳥、つむぎが出演した「Moment」、草野なつかによる声をテーマにした作品「Home Coming Daughters」を上映。加えて、映画録音技師としてさまざまな作品に参加してきた松野泉が監督を務めた「あなたが私に話しかける言葉を聞きたい」、野原位による人情喜劇「すずめの涙」、鈴木宏侑が同棲を始めたカップルの姿をつづった「光の窓」がスクリーンに。さらに今井いおり、宇治茶のコメント映像も上映される。現在YouTubeでは本プロジェクトの予告編が公開中だ。
なお「きょう、映画館に行かない?」の参加監督がこれまで制作した作品の特集上映「元町映画館と映画作家たちの10年ちょっと。」も11月27日から12月3日にかけて開催される。
「きょう、映画館に行かない?」は元町映画館で公開後、12月18日より大阪・シネ・ヌーヴォ、2022年1月より京都・京都みなみ会館でロードショー。
元町映画館と映画作家たちの10年ちょっと。
2021年11月27日(土)~12月3日(金)※連日日替わりで作品を上映
「シナモンの最初の魔法」(監督:衣笠竜屯)
「おんなのこきらい」(監督:加藤綾佳)
「セノーテ」(監督:小田香)
「青春夜話 Amazing Place」(監督:切通理作)
「Every Day」(監督:手塚悟)
「螺旋銀河」(監督:草野なつか)
「さよならも出来ない」(監督:松野泉)
「Elephant Love」(監督:野原位)
「黒奏」「KIRO」(監督:鈴木宏侑)
「ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~」(監督:今井いおり)
「燃える仏像人間」(監督:宇治茶)
Ko-Z @particolare1964
元町映画館10周年記念、11人の監督が贈る「きょう、映画館に行かない?」公開(写真17枚 / 動画あり) - 映画ナタリー https://t.co/uzgFXUqqse