「DUNE」は女性たちのパワーを描く映画にしたかった、ヴィルヌーヴら語る特別映像

「DUNE/デューン 砂の惑星」の特別映像がYouTubeで公開された。

砂に覆われた惑星デューンを舞台とする本作は、ティモシー・シャラメ演じる主人公ポール・アトレイデスの運命と宇宙の混迷を描くSF。10月15日に全国で公開され、オープニング3日間で興行収入2億385万4150円、観客動員数12万7879人を記録した。

ポールはアトレイデス家の後継者であり、宇宙の未来を守る救世主という大きな宿命を背負う。一方でシャラメが「等身大の青年としての表現を心がけた」と語るように、劇中では彼の成長過程も映し出されていく。

特別映像は、そんなポールの物語を導くキーパーソンである女性キャラクターをフィーチャーした内容が収められた。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴが「女性たちのパワーを描く映画にしたかった」と話す本作。厳しさと愛情深さをあわせ持つミステリアスなポールの母親レディ・ジェシカ、ポールの夢に何度も現れる砂漠の民フレメンの女性チャニ、惑星デューンを研究する生態学者リエト・カインズ博士といった女性たちが登場する。

映像内ではシャラメやヴィルヌーヴのほか、ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、チャニ役のゼンデイヤ、カインズ役のシャロン・ダンカン＝ブルースター、そしてオスカー・アイザック、ハビエル・バルデムらがキャラクターについてコメント。ファーガソンは「母親と息子の美しい関係性が描かれている。彼女はポールが偉大な存在になると信じているからこそ訓練をさせる」と、ミステリアスな部分も多いジェシカの内面に言及している。

「DUNE/デューン 砂の惑星」は全国で公開中。