「護られなかった者たちへ」瀬々敬久が東日本大震災を描くのに10年掛かった理由

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映画監督の瀬々敬久が、Web番組「活弁シネマ倶楽部」に出演。最新作「護られなかった者たちへ」について語った。

左から瀬々敬久、番組MCのSYO。

左から瀬々敬久、番組MCのSYO。

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中山七里の同名小説をもとにした「護られなかった者たちへ」は、東日本大震災から10年目の宮城県で起きた連続殺人事件を通して、現代社会の問題を描く作品。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」でも瀬々とタッグを組んだ佐藤健が主演を務めた。

瀬々敬久

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番組にて瀬々は、東日本大震災が起きた直後に多くのドキュメンタリー作家が被災地へ向かったことを回想。「ドキュメンタリーは“報道”に近いものがあると思うんです。今ある現実をカメラに収めて、誰かに伝えていく側面がある。しかし僕らがやっているフィクション、劇映画というものになると、即時性に関していえば、なかなか難しい」と話し、「フィクションはテーマ性など、何か取っ掛かりをつかめていないと先に進めません。これらを超えるのに、10年という時間が掛かりました。でも『護られなかった者たちへ』で描いていることが、果たして正しいのかは、まだよくわかりません。ただ、10年目にいる僕たちの立ち位置からの提示でしかないんです」と語った。

「護られなかった者たちへ」は全国で公開中。

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