「ほんとうのピノッキオ」動物×人間のハイブリッド、魔法の世界に誘う新カット

マッテオ・ガローネ監督作「ほんとうのピノッキオ」の場面写真が到着した。

イタリアの作家カルロ・コッローディによる児童文学「ピノッキオの冒険」をもとにした本作。無邪気な操り人形に見えるピノッキオが、実は行く先々でトラブルを巻き起こす“悪童”であるという原作の世界観にスポットが当てられた。

場面写真には、動物と人間が合わさったような生き物たちの姿が捉えられた。特殊メイクは「ハリー・ポッター」シリーズや「ボヘミアン・ラプソディ」に参加したマーク・クーリエ、衣装デザインはDiorのオートクチュールコレクションの特別映像「Le Mythe Dior」でもガローネとタッグを組んだマッシモ・カンティーニ・パリーニが担当した。

ガローネは「観る者を魔法の世界に入り込ませ、キャラクターと一緒にいるような気持ちにさせなくてはいけない」と本作について語る。なおピノッキオの特殊メイクには特に苦労したそう。撮影当時8歳だったピノッキオ役のフェデリコ・エラピは、3カ月にわたり毎日4時間掛けて特殊メイクをしてから撮影に臨んだといい、クーリエは「1週間や2週間ならまだしも、3カ月もなんて誰もやったことがない」とコメントしている。

「ほんとうのピノッキオ」は11月5日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクトらも出演した。